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12月14日-03号

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  1. 沖縄市議会 2018-12-14
    12月14日-03号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第399回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  平成30年                                ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第399回                                 ││                                      ││           平成30年12月14日(金)午前10時開議          ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 3 号                 平成30年12月14日(金)                  午前10時 開議第 1       一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 仲宗根   誠 議員    18 番 森 山 政 和 議員  4 番 嵩 元 直 萌 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 小 浜 守 勝 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    23 番 大 城   隼 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    24 番 新 里 治 利 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 金 城 由 美 議員    27 番 伊 佐   強 議員 13 番 小 谷 良 博 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 伊 禮   悟 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市   長     桑 江 朝千夫    総務部長       仲 本 兼 章 副市長       仲 本 兼 明    企画部長       宮 里 善 伸 副市長       與那嶺 克 枝    企画部参事兼     山 内   強                      プロジェクト推進室長 市民部長      大 庭 隆 志    水道部長       新 里 智 昭 健康福祉部長兼   上 原 三千代    消防長        仲宗根   繁 福祉事務所長 こどものまち    屋比久   功    教育長        比 嘉 良 憲 推進部長 経済文化部長    上 里 幸 俊    教育部長       森 川 政 寿 建設部長      仲宗根 保 彦    指導部長兼      與那嶺   剛                      教育研究所長 建設部参事     比 嘉 直 樹    教育総務課長     松 元   司 水道局長      仲宗根   弘     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長      平 田 嗣 巳    議事課長       中 村 厚 夫 事務局次長兼    盛 島 秀 紀    議事課長補佐     金 城 優 一 庶務課長                 兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数29名でございます。新里治利議員から遅刻の届け出があります。 本日は、議事日程第3号により議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 おはようございます。それでは平成30年度最後の12月定例会、一番バッターとして会派群星、議席番号27番、伊佐 強が質問通告書によって質問したいと思います。よろしくお願いいたします。それでは行きます。質問事項1.エイサー会館準備室(エイサー家)について。質問の要旨(1)エイサー会館準備室(エイサー家)について以下を伺います。①エイサー会館準備室(エイサー家)の目的と業務内容を伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 おはようございます。それでは伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 エイサー会館準備室(エイサー家)の開設時の目的は、エイサーの観光活用及びエイサーの保存継承や、本市が持つエイサーの力を生かし、地域文化を高めることで、地域経済の発展に寄与することでございました。また業務内容につきましては、エイサーの情報収集及び展示、それから人材育成、体験普及業務や市青年団協議会の県内外イベントへの派遣の際のサポートなどがございました。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をしたいと思います。 先ほどの答弁にあった、事業目的のエイサーの観光活用をもう少し細かく教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 エイサー家の開設当時の観光活用に関する主な業務といたしましては、県内外のイベントへのエイサーキャラクターの派遣や、ラジオ、Facebook等を活用してのエイサーのまち沖縄市の広報活動に加え、エイサーや地域の芸能文化に触れるための体験メニューの開発などを行っておりました。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②エイサー会館準備室(エイサー家)の収入・支出を平成27年度から平成29年度(10月まで)を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 エイサー会館準備室(エイサー家)の収入・支出については、平成27年度は収入が43万1,965円、支出が2,337万5,496円、平成28年度は収入が86万6,021円、支出が2,307万9,580円、平成29年度は10月まででございますが、収入が28万9,183円、支出が1,445万8,250円でございました。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をお願いいたします。 収入が平成27年度43万円、平成28年度が86万円、この収入の項目を教えていただけますか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 収入の項目でございますが、グッズ等の物産手数料収入と体験料収入がございました。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、③②の支出の内訳の宣伝を目的にした項目を伺いたいと思います。
    ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 宣伝を目的にした項目については、ラジオを活用した広報及び宣伝用チラシ作成に係る印刷製本費がございました。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(2)前回の9月定例会、本員の一般質問「エイサー会館について」の答弁で以下を伺います。①部長の答弁で、「エイサー会館の積極的な広報活動が必要」との答弁がありましたが、エイサー会館準備室(エイサー家)とは何を準備するための約6年だったのか。今、答弁で宣伝をラジオとか、チラシ作成等もやったということでありましたが、前回の定例会では、部長は積極的な広報活動が必要とありましたが、この6年は一体何のための6年だったのか、教えてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 エイサー会館準備室(エイサー家)につきましては、エイサー会館開設後の円滑な運営に向け、エイサーに関連する資料収集や展示、それからエイサーに関する相談窓口業務のほか、エイサー体験及び芸能体験のメニューづくりや演舞体験、それから市内小学校等を対象にしたエイサー講座などを行ってまいりました。これらの業務は現在のエイサー会館にも引き継がれていると考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をいたします。 準備室での委託業務で、9月定例会で質疑した会館としての直営管理、本当にこの収入状況でいいのですか。先ほどの答弁で円滑にできるような準備室だったと。まだ1年たってはいないのですが、前回の答弁では収入がとても予定している額にまでいっていない状況の中で本当にこの収入状況で、次は指定管理にしますよね。指定管理にしたときの額はかなりの額だと思われるのですが、この収入状況でいいのですか。次は指定管理になったときに円滑にできるのか、それとも今まで準備室があった6年で直営になって、これが円滑にできてなかったのか、できていたのか。また次は円滑にできるのか、本員は危惧するところでありますので、本当にこの収入状況でいいのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 エイサー会館の設置目的は、エイサー文化の振興となっております。主な目的といたしまして、エイサーに関するあらゆる情報がエイサー会館に集まり、それらを市内外へ広く発信していくこと、またエイサー講座などの取り組みにより、継承の担い手となる次世代の育成を図っていくことであり、文化施設としての位置づけとなっております。今後も資料及び展示内容の充実や、イベントの充実などにより、エイサー振興の拠点としての魅力を高め、多くの来館者に来ていただけるよう引き続き取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 今、答弁にありましたが、文化振興が目的だと。たしかエイサー会館準備室の所管課は文化観光課、「観光」がついていました。その事業の目的には「エイサーの観光活用や地域経済を振興し」の一文がありましたが、所管課が現在、文化芸能課になり、エイサー会館条例では「観光や経済」の一文がなくなり、直営管理から指定管理になったとき、収入は指定管理料として一般財源へ依存し、運営するのではないかと本員は懸念するものであります。準備室と今のエイサー会館と少し目的が方向転換したのではないかということも思われますので、準備室のときと、今と、これからもっと部内でも話し合われて、エイサー会館が赤字を出すようなことがないように、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 続きまして、質問事項2.下水道について。質問の要旨(1)平成30年3月31日現在の下水道について以下を伺います。①普及率が80%台の園田・久保田・登川・池原・大里、5自治会の課題を自治会ごとに伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 おはようございます。伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 下水道普及率は行政人口のうち接続可能な人口割合で算出しており、市全体の普及率は97.2%でございますが、御質問の5自治会においては約81%から88%と、市内37自治会の中でも低い地域となっております。普及率が低い要因として、園田、久保田、登川、池原地区については、主に地形上、自然流下が困難な場所が多いことや、流下先に家屋があることや、接続先が隣接市町村となっていることなどから、公共下水道の整備がおくれている状況でございます。また大里地区におきましては、平成28年度から整備を進めておりますが、今年度は国庫補助金の配分が減額されたこともあり、整備進捗におくれが生じている状況でございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②今、答弁があった①の5自治会に対する課題改善の進捗状況、園田、久保田、登川、池原に関しては地形や家屋があったり、大里は整備が平成28年度からあって、おくれているということだったのですが、それらがどうあるべきなのかということの進捗状況を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 園田、久保田、登川、池原地区については、これまで具体的な改善ができておりませんでしたが、家屋の建てかえなど、状況の変化がある際に、下水道管布設を随時検討し、普及率向上に向け取り組んでまいります。また久保田地区の一部については、隣接する北中城村側の公共下水道へ接続する必要があり、現在、北中城村と平成30年度中の下水道利用にかかる協定締結に向け、協議を進めているところでございます。大里地区の美里工業高校裏付近一帯における下水道整備については、平成28年度及び平成29年度までに延長1,700メートルのうち600メートルの布設が済んでおり、引き続き次年度以降も予算確保に努め、整備を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございました。 この5自治会が80%から90%になるように、これからも御尽力をよろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(2)水洗化について以下を伺います。①水洗化率が70%以下の園田・久保田・池原・泡瀬第一、4自治会の課題を自治会ごとに伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 水洗化率は接続可能な人口のうち、接続している人口割合で算出しており、市全体の水洗化率は87.1%でございますが、御質問の4自治会においては約59%から71%と、市内37自治会の中でも低い地域となっております。水洗化率が低い要因として、園田及び久保田地区については、家屋が下水道管より低い位置にあり、接続にはポンプ設備等が必要であるため、その費用捻出が課題となっております。池原地区については、建物の建てかえ時にあわせ接続したいとの意向が多く、接続が進んでいない状況でございます。泡瀬第一については、公共下水道へ接続する際の埋設管が隣地を横切る事例が多く、土地所有者の承諾が得られないなどの課題となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②平成29年度の水洗化に向けて生活扶助世帯や非課税世帯への補助、無利子水洗便所改造資金貸付制度公共下水道接続促進事業を利用した世帯数を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 本市では水洗化率向上のため、水洗便所設置費及び公共下水道への接続費用等へ対する各種補助及び無利子貸付制度を創設しており、平成29年度の利用実績でございますが、生活扶助世帯への補助が2世帯、非課税世帯への補助が17世帯、公共下水道接続促進事業による補助が90世帯となっており、貸付制度を利用した世帯はございませんでした。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、③②の補助や事業等は平成30年度も継続されているか、伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 各種補助制度等は、今年度も実施しておりますが、次年度以降も引き続き水洗化率の向上を図るべく、補助金等の財源確保に努め、関係機関等との連携による未接続世帯への補助制度等の周知及び普及啓発により、快適で衛生的な生活環境づくりに取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(3)下水道歳入について以下を伺います。①歳入合計での使用料及び手数料額を平成26年度から平成30年度までの割合を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 下水道事業の歳入総額に対する下水道使用料及び認可手数料の割合と額についてお答えいたします。 平成26年度38.2%、その額は約11億7,500万円、平成27年度36.7%、その額は約12億4,100万円、平成28年度38.8%、その額は約12億円、平成29年度43.1%、その額は約11億5,100万円、平成30年度は12月補正後の歳入予算総額に対し、45.8%、その額は約11億4,600万円となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ②歳入合計での一般会計繰入金を平成26年度から平成30年度までの割合を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 下水道事業への一般会計からの繰入金は、主に雨水事業に係る経費の基準内と、汚水事業に係る経費の基準外として繰り入れられております。下水道事業の歳入総額に対する一般会計繰入金の割合と額についてお答えいたします。 平成26年度は29.0%、その額は約8億9,200万円、平成27年度は24.3%、その額は約8億2,000万円、平成28年度27.3%、その額は約8億4,500万円、平成29年度34.5%、その額は約9億2,200万円、平成30年度は12月補正後の歳入予算総額に対し、39.9%、その額は約9億9,800万円となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 要望なのですが、接続率も80%台のところが5自治会、(2)の水洗化に向けての4自治会が59%から71%と、家屋が低いとか、埋設管が隣に隣接していてできないとかありましたが、下水道を布設するときにもお金がかかるわけですよね。なおかつ水洗化ができないところがあると。その中で、使用料や手数料の割合もふえていますが、一般会計からの繰入金の割合もふえていると。この一般会計からの繰り入れについて、次年度以降もふえるようなら、既に担当部署、部内では話し合われていると思いますが、これからの下水道のあり方として、要望なのですが、本員たち議員と勉強会を持っていただきたい。下水道についてどうすればいいのかということ、これからますます一般会計の負担がふえていくのか、それともどうするのか、現状を教えていただきたいと思いますので、ぜひ勉強会を持っていただきたいと思いますので、要望いたします。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項3.防災について。質問の要旨(1)沖縄市地域防災計画(平成29年度3月)より以下を伺います。①P66-8、組織の結成の促進と育成で「自主防災組織のリーダー養成研修と実施」とあるが、平成29年度の研修者数と成果・課題を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 おはようございます。伊佐 強議員の一般質問にお答えをいたします。 自主防災組織のリーダー養成研修の実施でございますが、平成29年度におきましては、沖縄県が主催した自主防災組織研修で、全参加者、これは沖縄県全体ですが、65人、本市からの参加者は自治会から3人、市職員が2人の計5人となっております。この研修に参加した方の中から実際に自主防災組織結成時に中心的な役割を果たし、役員として活動を行っている方がいらっしゃいます。課題といたしましては、この研修への参加者が少ないことから、今後とも自治会、自主防災組織に対して研修への参加呼びかけを行ってまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②台風24号・25号による沖縄市地域防災計画のP229、土砂災害(危険箇所・区域)の状況を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 台風24号、25号による本市の土砂災害警戒区域において、土砂災害等の被害は発生しておりませんでした。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ③沖縄市地域防災計画のP231-2、地すべり、がけ崩れ災害防止対策で「地すべり、がけ崩れの危険が予想される箇所を毎年調査把握する」の「毎年調査把握する」とはP229、土砂災害(危険箇所・区域)を調査把握するのか、それとも新たに予想される場所を調査把握するのか伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 おはようございます。伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市地域防災計画231ページの地すべり、がけ崩れ災害防止対策として記載しております「地すべり、がけ崩れの危険が予想される箇所を毎年調査把握する」とのことにつきましては、台風接近前や通過後等において、崩れそうな箇所や問い合わせがあった箇所などについて、状況確認を行うということがあり、そのように対応している状況であります。大雨警報発表時においては、土砂災害警戒区域も含め、災害が起きた場合や市民からの問い合わせ等に対応できるよう関係部署の職員が待機しております。なお、土砂災害警戒区域とは、沖縄県が一定の条件に基づいて指定された区域となっており、急傾斜地の崩壊等が発生した場合に住民等の生命、または身体に危害が生じるおそれがあると認められるときの区域であり、危険の周知を行っている区域となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(2)自主防災組織について以下を伺いたいと思います。①現在の自主防災組織の数を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 現在、市内で結成されている自主防災組織は26カ所となっております。その内訳といたしまして、自治会18カ所、県営団地5カ所、市営住宅1カ所、行政区域外の自治会1カ所、その他1カ所となっております。その他というのは女性防火クラブでございます。今後とも地域住民が主体的に防災体制を確立し、防災活動を行うことがより有効な防災対策となることから、自主防災組織の結成に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をいたします。 今の答弁で26カ所とおっしゃっていましたが、これまでにもしかしたら組織があって、活動が停止しているところがないかどうかを再質問したいのですが、自主防災組織としての活動が停止している組織の有無、また停止している組織があるならば、担当部署の対応を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 自主防災組織につきましては、現在、停止中の組織はございません。しかしながら、活動内容や啓発活動について多少、自治会と組織によって差があることから、市としましては、訓練内容等の充実が図れるよう支援を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②①の自主防災組織の活動状況を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 平成29年度の自主防災組織の活動実績は、避難訓練、資機材取り扱い訓練、初期消火訓練、救急法訓練などの防災訓練については16カ所、防災講話や炊き出し訓練、防災パネル展示などの啓発活動については、15カ所が活動をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をしたいと思います。 自主防災組織の活動の中で高齢者世帯、障がい者世帯への共助としての取り組みがあるのか、または担当部署から各自主防災組織に促しているのか伺いたいと思います。これは前回9月定例会の健康福祉部長の答弁で、自主防災組織を共助として利用していくのも考えているというような答弁がありましたので、その答弁から、自主防災組織の活動の中で高齢者に対する活動とか、障がい者に対する何かがあるのかどうか、伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 共助としての取り組み実績といたしまして、今年の台風24号襲来の際、自治会内パトロールの実施、高齢者の避難希望者を避難所へ搬送、倒木の伐採、瓦れきの撤去、散乱した樹木の清掃など、共助としての活動を行っております。今後も継続して避難所の運営や要配慮者への避難の対応など、自助、共助の観点から自主防災組織に働きかけてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございました。 最後に③なのですが、ここが一番本員は気になるところなのですが、担当部署としての自主防災組織の目標数と、目標数を達成するための取り組みを伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 目標といたしましては、全自治会に1組織を目標としております。その目標を達成する取り組みにつきましては、担当職員、嘱託職員ですが、配置しまして、結成促進に向け活動を行っているところでございます。具体的には各自治会等に足を運び、災害時にみずからの地域はみずからで守る等の自助、共助の重要性などの防災啓発活動を行い、結成までの手続や方法等を支援している状況でございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございました。 今の答弁からすると、37自治会全部にあったほうがいいと。目標数としていると。足を運ぶ、みずから職員としては足を運んで設置してくれませんかということを要望していると。地域はみずから守るという観点です。それからすると、先ほどの質問の要旨(1)①の答弁で、本員は研修者数をお伺いしたところ、県が実施するものに参加と。要は言いかえれば、市が実施しているわけではないわけです。37必要だと言っている中で、県がやっている事業に参加させる。それも3人、職員が2人おりますが、かなり少ないのではないかと。県の事業に頼っているのではないかという気がします。37自治会あるのであれば、この議場に、議長も含めて、青年会出身の方がいらっしゃいます。本員は自治会と連携して、防災、青年会が台風前やら、台風後やら、高齢者のお宅へ伺っている青年会もあると思います。自治会と連携して青年会がやっているところがあるかどうか、そういうものも把握しつつ、37自治会を目指すのであれば、要望でありますが、市での取り組み、研修をするとか、要請するのであれば、市での取り組みがあってはどうなのかとか、自治会に青年会から延長的に自主防災組織はできないですかとか、そういうことも話し合われてはどうかと思いますので、要望ですが、よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項4.不登校について。質問の要旨(1)不登校・長期不登校について以下を伺います。①不登校・長期不登校の児童生徒数(平成29年度から平成30年度)を伺います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 おはようございます。伊佐 強議員の御質問にお答えをいたします。 平成29年度、平成30年度の直近のデータということで、御了承いただければと思います。平成29年度の不登校児童生徒数は、小学校の児童が89人、中学校の生徒が218人でございます。その中で30日以上の欠席がある児童が小学校で56人、中学校で120人、90日以上が小学校で33人、中学校で98人でございました。また平成30年度10月時点での不登校児童生徒数は、小学校が61人、中学校が146人という数字となっております。以上でございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ②不登校の内訳はどのようにして分けられ、内訳の内容を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 統計のデータについては、毎年4月に県教育委員会より毎月の問題行動等に関する調査がございまして、その調査において不登校の内訳を確認しております。不登校に関しては、内訳については病気、それから経済的な理由、それから不登校、その他という4つの大きな区分で分けております。病気については、本人の心身の故障、けがも含みます。により入院であるとか、通院、自宅療養のため長期休むことになってしまった児童生徒ということでございます。それから経済的な理由については、家計が苦しく、教育費が出せないであるとか、高校であれば生徒が働いて家計を助けているために学校に行けないであるとかという理由で長期欠席をしたという捉えになっております。それから不登校については、何らかの心因的、情緒的、身体的、あるいは社会的な要因背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるという捉えでございます。その他については、今述べました3つの理由に、いずれにも該当しない理由により長期欠席をしたものを統計としてカウントしているという内訳でございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をお願いいたします。 今、御答弁があった病気、経済、不登校、その他4つのそれぞれの人数を教えていただけますか。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時38分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時38分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ③に移りたいのですが、先ほどの答弁で病気、経済、不登校、その他がありまして、その他は3つ以外に該当しない、病気とか、経済とか、不登校に該当しないものが入るということをおっしゃっていたのですが、その他の中で家族が精神疾患を患い、ケアするために不登校に陥った児童生徒数がいるのではないかと本員は思って、伺いたいと思います。それを(平成29年度から平成30年度)で伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 先ほどは準備不足で大変御迷惑をおかけしました。申しわけございません。 その他の中で議員御指摘のように、理由が家庭にかかる状況ということで、休んでいる児童生徒がいるということは想定されています。しかしながら、その理由の中で、精神疾患によるという細かな分け方をしていることがないために、議員お尋ねの家庭の状況、特に精神疾患というところでデータがあるわけではございませんので、いわゆる家庭の状況、家庭にかかる状況という不登校について御答弁させていただければありがたいと思っております。平成29年度、小学校で67人、中学校で19人、平成30年度については10月現在で、小学校55人、中学校が17人という数字となってございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 今、御答弁があったように、細かい分け方はしていないと、データはないということだったのですが、本員が思うに、もしかしたらいるのではないかということがありまして、この3つ以外に該当しない中で、もしかしたら保護者の子供への無関心から食事を与えないなど、虐待の可能性もあり得るので、児童相談所や健康福祉部との連携を図る必要があると本員は思っています。もし、その中に精神疾患を患った家族への対応で不登校に陥ったという生徒がいた場合、済みません、次の(2)に行くのですが、健康福祉部に質問事項で伺いたいと思います。質問の要旨(2)精神疾患を患った家族について以下を伺います。①ケアをするために不登校に陥った児童生徒の家族に対する対応と、教育委員会とどのように連携が図られるかを伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 おはようございます。伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 障がい福祉課では、市内5カ所の事業所に相談支援を委託しております。委託された相談支援事業所では委託相談支援員が地域の障がい者、障がい児の保護者、または介護を行う方に必要な情報提供及び助言を行い、福祉サービス事業者や医療、各関係機関等との連絡調整を行っております。伊佐議員御質問の精神疾患を患った家族の支援についてですが、精神疾患を患った家族の中で、不登校の児童生徒がいる場合は、委託相談支援員が学校や各関係機関を含めた個別支援会議に参加し、不登校の改善に向けて連携を図っております。また、学校における不登校の児童生徒のかかわりの中から、その子の親に精神疾患が疑われる場合は、学校から障がい福祉課の委託相談支援員に相談があり、医療や福祉サービス等へつなげるなどの連携を図っております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(3)不登校から学校復帰した児童生徒について以下を伺います。①不登校・長期不登校から学校復帰した児童生徒数(平成29年度から平成30年度)を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 御質問にお答えを申し上げます。 不登校、それから長期不登校から学校復帰した児童生徒の数につきましては、平成29年度の小学生は8人、中学生39人でございました。その中で90日以上欠席した児童生徒の学校復帰をした数は、小学生は8人中5人、中学生が39人中7人でございました。また平成30年度は10月現在、不登校、長期不登校からの学校復帰をした児童生徒数は、小学生が4人、中学生が8人となってございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ②①の学校復帰した生徒で、中学3年生の数と進学希望数を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 学校復帰をした中学3年生の数についてお答えを申し上げます。 平成29年度が16人、平成30年度は10月1日現在6人でございます。その中で平成29年度に進学した生徒は13人となっており、平成30年度の中学3年生について、現在進学を希望している生徒は6人との報告を受けております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をさせていただきます。 長期不登校、要は90日以上です。ということは、それだけ90日の間、学校で授業を受けていないと。その子たちが進学を希望した場合の学校、教育委員会の対応、90日学校を休んでいて進学を希望すると。要はそれだけおくれている分、学校としては、教育委員会としては、このおくれにどうやって対応していくのか、その辺があれば教えてください。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。
    ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 現在、現実的な対応といたしましては、これだけ長期休んでおりますので、まず面談をしながら、どういう支援を望んでいるのか、個別の補習であるのか、例えば研究所のような巡回の支援なのかというところを踏まえながら、まず基本的な支援の方向性を決め、そして実際、学校に来てくれるのであれば、別室で対応をしたりとか、あるいはまた若者相談窓口等でつなぐ場合もあるかと思いますが、基本的には面談を通して、基本的に支援ができるような体制というか、また保護者への情報提供、そして子供への働きかけが実際行われているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 いろいろ質問に答えていただいて、ありがたいことですが、要望をいたします。答弁の中で、4月に県教育委員会から調べると。要は沖縄市に住んでいて、沖縄市の子供たちが不登校、長期不登校になっているという現状があるにもかかわらず、県に聞かないとわからないという現状、本員が今とても危惧するのは長期不登校に陥った子で、なおかつ家族のケアをする子供がいるかもしれない。例えばこの質問どりのときに、教育委員会からの話をお伺いすると、単年、単年、1年、1年ごとに県教育委員会に連絡して聞くと。本員が今言いたいのは、個人個人が長期不登校に陥っているわけです。1年、2年、もしかしたら長い人は6年いるかもしれない。それが何人いますかと尋ねたときに、どこかに資料があって、それを調べてぱっと答えることができない。いちいち県へ連絡して、どのような状況かというのはいかがなものかと。市教育委員会としては、沖縄市の子供たちのことなので、何かしら聞かれたら、どこどこの学校の誰々さんは学校復帰しました。まだ復帰していませんという対応の仕方が一番いいのではないかと。それは何が言いたいかというと、学校だけではなく、教育委員会全体でもこの子のことを気にかけていると。人がかわっても会って、この子たちはどうなっているか、教育委員会でもすぐ把握できている状態が一番ふさわしいのではないかと思っています。それができるように、これから少し改善というか、要望したいと思いますので、ぜひ沖縄市の子供たちのことですので、県に尋ねるのではなくて、すぐに沖縄市の教育委員会として、この子は今こうですという回答が得られる状態になってほしいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 最後に、質問事項5.コザ運動公園施設利用の駐車について伺いたいと思います。質問の要旨(1)コザ運動公園施設利用について以下を伺います。①コザ運動公園施設利用事業で施設内の駐車場が満車になる事業は年に何回開催されるか、伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 おはようございます。それでは伊佐議員の御質問にお答えをいたします。 コザ運動公園内の体育施設を利用する事業、イベントなどにより、駐車場が満杯になった回数は、年間9回ほどでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②施設内の駐車場が満車になる事業で、コザ運動公園周辺住民から迷惑駐車の苦情はあるか。あるならば苦情件数を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 コザ運動公園周辺の住民の方々からの苦情の有無と件数でございますけれども、迷惑駐車の苦情はございますが、件数につきましては、具体的な数字は把握していないところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ③苦情があった事業の担当部署には、迷惑駐車があった旨の報告はされているかどうか、伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えをいたします。 市が主催するイベントや市がかかわるイベントにおいて、迷惑駐車がある場合には、指定管理者から速やかに担当部署へ報告しているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ④迷惑駐車の苦情があった事業を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 迷惑駐車の苦情があった事業でございますけれども、指定管理者に確認しましたところ、全島エイサーまつり、コザモータースポーツフェスティバル、生涯学習フェスティバルなど、市の主催事業のほか、高校野球、Bリーグの公式戦、プロ野球のオープン戦などがございます。ただ、その中には他の体育施設のイベントと重なったことによる影響もあったかと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 質問の要旨(2)施設貸し出し時の注意事項について以下を伺います。①施設貸し出し時に駐車場に関する注意事項はあるのか。もし、あるのであればその内容を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えをいたします。 駐車場に関する特別な注意事項はございません。ただ、多くの来場が予想される施設の利用に当たっては、駐車場係を配置し、車両の誘導や駐車場整理を行うよう、主催者へ周知しているところでございます。また各種大会等の行事が重なる場合においては、当日の駐車場の混雑が予想されることから、事前に公共交通機関の利用や乗り合いでの来場の周知を図るよう、各主催者へお願いしているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 要望いたします。今、書面での注意事項はないと。周知の上でやっていると。それでは言った、聞いていないということになる可能性もあるので、借用届の書面に駐車場に関する注意事項として記してもらえないかということを要望いたします。よろしくお願いいたします。 ②先ほどの(1)③の事業担当部署には、次年度の借用時に前年度迷惑駐車の苦情がありましたと。そういうことがあったので、駐車場に関することはちゃんとやってくださいという注意喚起を促しているか、もしあるのであれば、またどのような注意喚起を行っているか教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 当該年度において、迷惑駐車や苦情があった場合は、指定管理者から担当部署に対し、次年度に向けてさらなる対策を検討していただくよう依頼しているところでございます。また、どのような注意喚起を行っているかということでございますけれども、ただいまお答えしたように、駐車場係の配置の見直しや、事前に来場者等への公共交通機関の利用、または乗り合いでの来場の依頼など、周知方法の検討のほか、迷惑駐車が発生した際の場内放送による車両移動の要請など、適切な施設利用が図られるよう、担当部署に対して御理解、御協力をお願いしているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(3)以下の事業について駐車場対策、また、迷惑駐車があった場合(事業時・次年度)の対応・対策を伺いたいと思います。①高校野球地区大会の対応・対策を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 高校野球地区大会における駐車場対策でございますけれども、高野連に対しても他の駐車場の混雑が予想される事業を行う主催者と同じく、交通整理を行う駐車場係の配置や、事前の来場者等への公共交通機関の利用、乗り合いでの来場の周知を図るなど、来場者等が施設内外で迷惑駐車を行えないよう、対策をお願いしているところでございます。次に迷惑駐車の対応につきましては、コザ運動公園内の場合には、指定管理者の職員で現場確認を行い、車両を特定し、移動のお願いのアナウンスを行っておりますが、運動公園周辺における迷惑駐車につきましては、警察の管轄になるため、会場での車両移動についてのアナウンスや電光掲示板での表示を行っているところでございます。また駐車場入り口付近の駐車により、車両の進行の妨げになるなど、悪質な迷惑駐車がある場合には、沖縄署へ協力をお願いしているところでございます。次年度に向けても同様の対策を検討していただくようお願いしております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②全島エイサーまつりの対応・対策を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 それでは伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄全島エイサーまつりの開催期間中における駐車場対策等につきましては、シャトルバスの運行や会場周辺に警備員を配置するなど、迷惑駐車対策を行っているところでございます。特に迷惑駐車が多い地域につきましては、警備員を配置するほか、地域住民に事前に通行許可証の配布を行い、許可証の提示のない車については、通行を許可しないなどの対策をとっているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、③B.LEAGUEの対応・対策を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 琉球ゴールデンキングスのホームゲームの際は、ウェブ等で公共交通機関の利用を促し、シャトルバスの運行に対して支援をしており、迷惑駐車についても同様に市から主催者に注意喚起を行うようにしております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、④コザモータースポーツフェスティバルの対応・対策を伺います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 おはようございます。それでは伊佐 強議員の御質問にお答えいたします。 コザモータースポーツフェスティバルは、コザ運動公園内の駐車場も含め、イベント会場として使用していることから、会場内には一般来場者の駐車場は設けておらず、周辺地域への路上駐車や迷惑駐車並びに周辺道路の混雑も招かないよう、来場者に対し公共交通機関の利用を促すとともに、沖縄市役所、泡瀬漁港、イオンモール沖縄ライカムから無料シャトルバスを運行し、対応しているところでございます。また会場周辺地域において、路上駐車や迷惑駐車によって、地域住民の皆様に御迷惑がかからないよう、路上駐車等が予想される場所へカラーコーンを設置するとともに、イベント時には警備員及び巡回スタッフを配置し、路上駐車、迷惑駐車への注意喚起を図っているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(4)コザ運動公園周辺住民の迷惑駐車対策として、米軍施設について以下を伺います。①本員の第392回定例会の一般質問で「サッカー場跡地の米軍施設の一部を期限付き共同使用はできないか」の質問に対し、調査研究との答弁をいただきましたが、その後の進捗状況を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 おはようございます。伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、米軍提供施設や区域を使用する場合は、返還、一時使用、団体立ち入りの手法があるとのことであります。またイベント時等に基地内を臨時的に使用している団体立ち入りにつきましては、那覇マラソン等のイベントで、那覇港湾施設を臨時的に使用している事例があるとのことであります。那覇港湾施設とコザ運動公園に隣接する当該地とは、施設の運用状況が異なるため、沖縄防衛局との調整等を含め、課題の整理など、引き続き調査、研究をしてまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございます。 団体立ち入りとかでも調整、整理が必要だと。では②サッカー場跡地隣の米軍施設フェンスの一部にゲートを設置し、米軍関係者だけでも車を米軍施設に駐車し、ゲートを通って、各事業への来場を促すことはできないか、当局の見解を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、当該地は基地内の小学校の運動場として利用されているとのことでございます。御提案につきましては、米軍が使用している状況や課題など、現在、沖縄防衛局へ問い合わせている状況でございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、質問の要旨(5)1万人アリーナ建設後の駐車場対策を以下で伺いたいと思います。①1万人アリーナ使用事業開催時の迷惑駐車対策を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 駐車場整備につきましては、平成31年3月に返還される予定となっております女子学園跡地及びその隣地などを駐車場として整備することにより、新たに約1,000台分の駐車台数を加え、既存の駐車場を含めて、コザ運動公園周辺に約1,900台の駐車場台数が確保される予定となっております。アリーナ稼働時の迷惑駐車対策につきましては、今後、選定していきます指定管理者を中心に、興行者とも連携を図りながら迷惑駐車がないようシャトルバスや、その他の公共交通手段の活用も踏まえつつ対応していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして、②1万人アリーナ使用事業開催時と他の施設を利用した事業が重なった場合の迷惑駐車対策があれば伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 アリーナのみならず、野球場、体育館など、コザ運動公園の他の施設でイベントが重なった際には、限られた駐車場の中、コザ運動公園全体で効果的なイベントが行えるよう、双方の指定管理者のみならず、主催者とも連携を図りながら検討を行い、対応していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございました。 なぜ本員がコザ運動公園の迷惑駐車について、一つ一つの事業でどのような対策をしているのかとお聞きしたのは、今年の全島エイサーまつりにコザ運動公園周辺の住民から迷惑駐車をどうにかしてくれということがありました。本員は全島エイサーまつり前だったので、全島エイサーまつりでは迷惑駐車がまだ相変わらずなくならないのだということで、担当部署と話をして、その旨、相談があった住民に全島エイサーまつりに関しては相談しましたと伝えたところ、「エー、アランドー」と。「沖縄市がやる事業、ムル迷惑駐車ウマンカイスン」と言われて、ああそうですか、済みませんということで、本員が認識不足だったということで、一つ一つの事業に対して細かく質問をさせていただきました。要望なのですが、迷惑駐車に関しては、企画部長、企画部参事に答弁していただきましたが、イタチごっこのように本員は思われます。1万人アリーナに関しては、できた後、山内、山里地域にも迷惑駐車が広がるのではないかと危惧しております。今回コザ運動公園利用の駐車場の質問に対し答弁をいただいた部長、参事の皆さん、現在、迷惑駐車で頭を悩ませている周辺住民が少しでも悩みが解消されるように、また山内、山里地域に広がらないよう、本員は基地内に駐車場が確保できるようぜひ企画部、基地政策課の皆さんと連携して、基地の中に駐車場ができないかということを皆さんで力を合わせて取り組んでもらえないかということを要望いたします。 それではこれで本員の一般質問を終わらせていただきます。済みません、1時間かかってしまいました。申しわけありませんでした。ありがとうございます。 ○小浜守勝議長 以上で伊佐 強議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時06分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時16分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 皆さん、こんにちは。では日本共産党、前宮美津子、今年最後の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 5ページ、質問通告に沿って一般質問を行います。質問事項1.福祉行政について。質問の要旨(1)国民健康保険料の減免、軽減策の拡充についてお伺いをさせていただきます。国保が広域化された今年度から、各地で新しい形の国保税の軽減策を導入する動きが起こっております。国保法第77条は、被保険者に災害、被災、病気、事業の休廃止などの特別な事情がある場合、市町村の判断で国保税を減免できることを規定しております。この規定を活用して、子だくさんを特別な事情と認定することで、住民負担の軽減を行うところが今、生まれております。この間、本員は国保の広域化について何度か聞いてまいりました。何も示されないまま、見切り発車で国保の広域化が始まりましたけれども、沖縄市の国保の現状をお聞きしたいと思います。①国保加入世帯(被保険者)の実態をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 前宮議員のただいまの御質問にお答えいたします。 国保加入世帯の実態については、平成29年度の実績でお答えをいたします。平成29年度の国保加入世帯数は、2万3,878世帯で、被保険者数は4万3,115人となっております。そのうち軽減世帯は1万6,299世帯で、軽減世帯の全体に占める割合は約68%となっております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございました。 ②国保の広域化初年度(2018年度)であるが、国保の賦課方式をかえたことで保険料は上がるのか、お伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 平成30年度より国保の広域化が始まりましたが、本市の保険料の賦課方式は従来どおりの3方式、所得割、均等割、平等割を採用しており、変更はございません。また沖縄県が策定した沖縄県国民健康保険運営方針においても標準的な保険料の算定方式は3方式となっております。次に、保険料が上がるのかのお尋ねですが、制度改革に伴う国からの財政支援の拡充により、平成30年度は医療分の所得割率を0.3ポイント引き下げております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 広域化になっても従来どおり行っていくということであります。今回は国からの交付金があって、国保料がかなり減額されているような傾向もあります。全国で国保料金が上がる中で、本市は今回大変な減額、1万円ぐらい下がったかと思いますけれども、今後、国の補助がずっと続けばいいと思っております。 ③国保法第77条減免「特別な事情」の拡大を求めるがどうか、お願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 特別な事情による保険料の軽減につきましては、世帯の総所得額が国の定める所得水準より低い場合に、所得に応じて均等割、平等割の7割軽減、5割軽減、2割軽減などを行っております。議員の聞き取りの中で、子供にかかる均等割保険料の軽減についても特別な事情として拡大できないかのお尋ねもございましたので、それについてもお答えいたします。子供にかかる均等割保険料の軽減につきましては、単身世帯や子供のいない世帯の被保険者の方々の負担をふやすことにもつながる可能性があり、家族構成等も視野に入れ、慎重に取り組まなければならないものと考えております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございました。 今回沖縄市の場合は3方式を行ってやるということで、それも負担軽減は7割、5割、2割軽減を行っているということで、子供の均等割の軽減ということはできないという回答ですけれども、特別な事情ということで、子供の負担軽減をしている自治体が広域化導入に伴って、全国でこのことが生まれております。まずは当局にお聞きをしますけれども、子供の均等割の軽減というのが市長会などでも提案をされておりますので、このことが必要だと思うかどうか、その辺の認識を伺いたいと思います。県内ではどういう状況になっているのか、お伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 県内の状況でございますが、子供にかかる均等割保険料の軽減を導入している市町村はございません。子供にかかる均等割保険料については、議員からもあったように、毎年全国市長会のほうから国へ、子供にかかる均等割保険料を軽減する支援制度の創設を求める提言を行っております。国の制度として、子供にかかる均等割保険料を軽減する支援制度を新たに創設することは、子育て世帯の負担軽減につながりますので、国の責任と負担において、実効ある措置を講じていただきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 国の動向がどうなるかわからないという広域化の中で、今、2割方式にした場合に所得200万円の4人家族、今回値上げということになります。負担が重く、1万4,000円がこの世帯で負担となります。この所得200万円で年間払わなければいけないお金が28万9,800円ぐらいになります。所得の収入1カ月、12で割ると1.5カ月分ぐらい国保料に払っていかなければいけないと。これが軽いとは誰も言えません。国保は所得の低い人が入るというのが、先ほどの統計の中でも減額免除の面でも健康福祉部長が示されましたけれども、だからこそ市長会でもこういう要望が年々出されていると。このことはもちろん国がやってくだされば一番なのですが、地方自治体でもやれることをぜひ考えていただきたいと思います。今後、国は2方式にしていくという方針も打ち出していると思いますけれども、2方式になれば、所得のない赤ちゃんから大人まで均等割でかかってくるということでは、多子世帯、そういうところの御支援を、負担がないようぜひ考えていっていただきたいと思います。 ④法定外繰り入れを継続して国保料の値上げはとめるべきだと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 法定外の繰り入れを行うということは、一般会計のほかの行政分野の施策に充てられるべき財源を使うということであり、これは可能な限り避けなければならないと考えております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ほかの財源ということで、やはり福祉はお金がかかります。そういう意味では、国保の場合はしっかりとした、市民の命を守るという観点から一般会計からの繰り入れもしっかりと行ってやる必要があるのではないかと考えます。そのこともしっかりと考えて、今後の国保広域化に向けて市民の負担にならないような方式をとっていただきたいと思います。 では次に行きます。質問の要旨(2)市民が安心できる高齢者福祉・介護を求めてについて。①介護予防・日常生活支援総合事業の市基準型の事務所やサービス内容が減っているが、要支援者のサービス提供の影響はどうか、お伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業に係る事業所が減っているとのことですが、確かに平成29年度末146あった事業所のうち、平成30年4月以降、総合事業の事業所指定の申請を行わなかった事業所が26カ所あり、事業所数は減少しています。その理由として、既に要介護と認定された方のみが利用しているため、総合事業の指定を改めて受ける必要はないということがあり、総合事業開始に伴うサービス供給への実質的な影響はないと考えております。サービス内容が減っているということですが、総合事業開始前の訪問と通所の介護予防給付と総合事業の現行相当サービス第1号訪問、第1号通所については、基準等をそのまま引き継いでいるため、サービス内容は減ってはいないという認識でございます。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 改定前から現在までサービスは変わっていないということであります。しかし、事業者は26事業所も減少しているというお話ですけれども、②制度改定による市基準型の事業所運営への影響について認識をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 市が実施主体となっている総合事業のサービス費のうち、介護予防給付から移行した訪問介護予防と通所介護予防につきましては、総合事業開始前の介護予防給付費の報酬に基づき設定しておりますので、事業所運営への直接的な影響はないものと認識しております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 国の制度改正で介護保険のサービスの利用回数を限定するよう今、求められていると思います。回数や時間は利用者の家族関係や生活実態によっても必要性は異なってまいります。そこでお伺いします。③制度改定により、要介護者への訪問介護の回数の制限を一律に求めるべきではないがどうか、お伺いをします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 要介護認定を受けた方や基本チェックリストにより、総合事業の対象者となった方については、介護予防重度化防止に重点を置いた自立を支援するためのケアマネジメントの中で、個々の状況に応じて必要な訪問介護の回数が決定されており、回数の制限を一律に求めているということはございません。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 回数を制限することはないということです。訪問介護についても市基準型は単価が低いために、60分ではなくして45分ということで、国基準より短くなっております。また身体介護もないということであります。ひとり暮らしの生活に応じて、こうした時間、あるいは身体介護によって入浴サービスを提供されたりもしております。具体的に入浴サービスということについては、どのようになっておりますでしょうか、お伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 議員がおっしゃっているのは、総合事業の介護予防生活支援サービス事業における訪問型サービスA事業のことかと思いますので、まず同事業について説明からいたします。訪問型サービスA事業は、基準緩和型の事業となっており、自立支援、重度化防止に視点を置いたケアプランの作成の過程で、身体介護を要せず、生活支援のみを要すると判断された方に対して、基準を緩和したサービスを提供するもので、報酬単価も第1号訪問事業より安価になっております。身体介護を必要とする方には、介護予防給付から同等の基準で移行した現行相当サービスである第1号訪問事業により支援しております。入浴支援が必要な方は、この第1号訪問事業により支援していくこととなりますので、サービス料に影響はございません。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 わかりました。ありがとうございます。 今年の8月からサービス利用料が3割になる対象者はどのような方でしょうか。年金が減らされ、配偶者の介護を支えたり、子供のローン支払いを手伝ったりと、きゅうきゅうとした暮らしをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。④介護サービス利用料が3割負担となったが、対象となる高齢者と影響について見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 負担割合が3割となる対象者は、本人の合計所得金額が年間220万円以上で、かつ年金収入とその他の所得の合計金額が単身世帯の方で340万円以上、2人以上の世帯で463万円以上の方となります。3割負担となる人数ですが、平成30年10月末現在、要介護認定を受けている方、5,056人のうち3割負担の方は298人となっております。ただし、一定の額以上の御負担となった場合は、高額介護サービス費等の給付もございますので、施設に入所されている方々については、大幅な負担増につながるものではないと考えております。また総合的な給付費への影響については、平成30年8月施行でございますので、現時点で把握いたしかねることを御理解いただきたいと思います。
    ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 わかりました。⑤介護の安心を守るためにも実態に即した介護の提供ができるよう事業所との連携を図るべきだと思うが、お伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 介護保険制度が適正に機能し、市民が安心してサービスが受けられるよう、サービス事業所においては法令にのっとった適切なサービスが提供されることが重要であると認識しております。今後ともサービス事業所の相談支援に努めるとともに、集団指導、実地指導を通して、質の向上を図るための適切な指導、助言を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ⑥特別養護老人ホームの利用状況と、待機者の解消に対する見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 本市には市が指定する地域密着型の特別養護老人ホームが2カ所、県が指定する広域型の特別養護老人ホームが4カ所、計6カ所ございますが、常に満床の状態でございます。県が毎年行っている調査によると、平成29年10月末現在、特別養護老人ホームに入所申し込みをしている方のうち、在宅で介護をする方が高齢者、あるいは障がい者であるなど、入所の必要性が高いと判断された方が本市には25人いらっしゃいます。特別養護老人ホームなどの施設系サービスについては、介護報酬が高額で新たな整備は保険料の高騰につながることから、慎重に検討する必要があると考えております。県の計画である第7期介護保険事業支援計画において、中部高齢者保健福祉圏域内で60床の広域型特定施設入居者生活介護の新たな整備が計画されており、待機者の解消につながるものと期待をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 わかりました。第7期では県のほうで60床の病床というか、確保するということでしたけれども、市では老人ホームの施設の増設は行わないということでしたけれども、改修計画はあるのか、それに対する市の役割をお聞かせ願いたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 本市の特別養護老人ホームについて、現在把握している中では、広域型特別養護老人ホームが1カ所、第7期中ではございませんが、平成34年度をめどに移転を計画しております。市といたしましては、指定権者である県と共同して相談に応じながら、必要な支援を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 制度改定や職員不足で大きな事業所の困難や課題を把握し、よりよいサービス提供が行えるよう連携が必要だと考えます。特に現在でも特養者の多い特養ホームは、施設をフルに活用できるよう沖縄市も最善の支援をしていただきたいと思います。ありがとうございました。 では次にまいります。質問の要旨(3)安心・安全な学童保育を求めてということでお聞かせ願います。子育て世代にとって、保育所と同じく欠かせないのが学童保育です。働く親の労働を保障し、子供の遊びと生活を保障する学童保育となるためには、それにふさわしい施設設備と指導員の役割が大変重要になってまいります。先日、本員は沖縄市放課後児童クラブ父母連絡会のお父さん、お母さんたちから指導員が不足して、保育の低下が心配だという訴えがありました。複数配置されなければならないクラブで、1人の指導員が、しかも倍近い子供を見ざるを得ないという状況があることがわかりました。お父さん、お母さんが保育の低下を心配するのは当然だと思います。不足している指導員を早急に確保し、子供の遊びと生活を保障する学童保育とすることを願って、今回の質問をさせていただきます。①学童保育における指導員の配置基準についてお伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 前宮議員の一般質問にお答えいたします。 国の省令に基づき、沖縄市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例において、放課後児童支援員の数は事業所の支援の単位ごとに2人以上とする。ただし、その1人を除き補助員をもって、これにかえることができるとしております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 常勤指導員は2人を原則とするということであります。 ②学童保育における指導員の役割と専門性についての認識をお伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 放課後児童支援員の役割としまして、子供の安心安全を確保するとともに、支援を必要とする児童への配慮、保護者や地域とのかかわりなどにおいて、専門性が求められております。支援員は基礎資格として保育士、教員免許等の資格を有しているか、または一定の実務経験が要件となっており、さらに県が主催する支援員認定資格研修を受講することにより、専門性を有する支援員としての資格を取得することになります。本市としましても、支援員及び補助員の質の向上を図るため、沖縄市放課後児童支援センターASSCにおいて、年10回の研修を行っており、放課後児童クラブのスタッフ全体の専門性の向上に努めているところです。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございます。 指導員の養成をしっかり行っているということで、確認をいたしました。 ③今後も有資格者を配置すべきだがどうか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 放課後児童支援員としての認定資格を有する職員の配置は重要であると考えております。県が放課後児童支援員としての資格を取得するための研修を毎年度開催しており、各市町村の放課後児童クラブの総数に応じて受講枠が設けられておりますが、平成30年度については、本市から42人が支援員認定資格研修を受講しております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございます。 先ほど、こどものまち推進部長のほうから指導員に求められている資格は、教員、保育士、幼稚園教諭、あるいは大学では心理学を専攻した方、こういう高学の資格が求められております。大学を卒業して教員免許、あるいは社会福祉学を学んで、子供の仕事をしたいというふうに、例えば22歳で15万1,200円の給与で放課後児童クラブに就職をして、その5年後、27歳で15万6,000円と。これは父母会の中でお話がありました。本員はこれはあまりにも給与が安過ぎると思いました。税金だとか、それから社会保険だとか、そういうものを差し引きますと、12万円ぐらいの手取りになってしまいます。五、六万円の家賃を払ったら、もう生活保護の水準に満たない。こういう水準ではいくら意欲があってもなかなかこの仕事を続けられないということが実態なのではないかと思います。学童指導員では生活できないというふうに若い意欲のある指導員の方が何人もやめていくという方も見ております。資格を取って子供たちの遊びと生活を保障するという仕事に熱意を持って学童保育、放課後児童クラブに入職された方が、この仕事では生活できないといってやめざるを得ない。こういう声は、こどものまち推進部長、どういうふうに受けとめられるでしょうか、よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 支援員の給与、処遇につきましては、各放課後児童クラブでそれぞれ異なっております。議員がおっしゃるように、しっかり生活ができるような処遇の改善は必要であると考えております。また国のほうでも運営補助において基準を設けておりますので、しっかり指導、助言をしていきたいと思っております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございます。 ぜひともこういう方たちは行政の支援が必要だと思われます。しっかりと支えていっていただきたいと思います。ありがとうございました。 6ページ、質問事項2.教育行政について。質問の要旨(1)教員の指導力向上ということで、学校訪問が現場に負担を与えているという指摘があります。実態と見解をお伺いします。教員の病休や精神疾患は減っているのか、全県比較でどうか、お伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。前宮美津子議員の一般質問にお答えをいたします。 まず本市における学校訪問の実情ということでお尋ねがありました。本市においては学校訪問を年度当初の4月の末から5月にスタート訪問という形で、授業参観や学校長、それから教頭先生、そして関係する職員との情報交換を行いながら、おおむね給食時間前には終了すると。午前中で終わるような形で訪問をさせてもらっています。その際、教員の多忙化軽減の観点から、いわゆる指導案の作成とか、提出を特に求めてはおりません。日ごろの授業を見させていただくという形で行っております。またそれ以外の資料についてもそのための資料作成を求めていることはございませんで、年度当初に学校からの年間計画を出してもらっていますが、それに基づいて説明を求めているところでございます。また9月から10月にかけて学力向上支援訪問、推進訪問という形で、授業参観と校長先生、教頭先生との情報交換を行っておりますが、これも2時間程度の訪問で特に指導案とか、新たな資料の提出は特に求めていることはございません。それから生徒指導に関しても同様な学校との連携のために学校訪問をさせてもらっていますが、これも2時間程度で、特に日ごろの児童生徒の様子ということで、軽微な形での学校訪問という形でとらせていただいております。先生方の多忙化解消に努めながら、市としてやるべきことはやっていきたいという捉えで学校訪問を実施しているところであります。 それから2番目の御質問で教員の病休や精神疾患の状況についてということで、先週ですか、マスコミのほうからの報道がございましたが、本市の在勤の学校職員の病気休職者については、比較もありますので、まず平成28年度と平成29年度で比較をさせていただきたいと思っております。平成28年度、小学校で30人、いわゆる病気休職者がおります。6.7%。中学校では11人で4.6%、小中合わせて、合計41人で6.0%。そのうち精神疾患による、いわゆる病気休職者が小学校が10人で2.2%、中学校が7人で2.9%、そして合計が17人で2.5%となっております。今度は休職者でございますが、平成28年度の小学校の先生方が11人、2.4%、中学校が5人で2.1%、合計16人で2.3%となっております。平成29年度においてですが、同じく病気休職者数、本市の在勤の先生方は小学校で28人、6.1%で、この間報道された県との比較で申し上げますと、0.6ポイント少ない数字となっております。中学校が25人で9.3%、これは4.7ポイント、県と比べて高い数字となっております。合計すると53人となっており、7.3%で、県と比べて1.3ポイントの数字となっております。そのうち精神疾患による病気休職者数は、小学校の先生方が6人で1.3%、これは県と比べて0.9ポイント低い数字となっており、中学校は9人で3.3%、これは0.4ポイント高い数字となっております。合計して15人、2.1%、県と比べて0.4ポイント少ない数字という形になっておりますが、ただ、トータルすると、学校間によって違いますが、高いところもあるという現状でございました。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 教員の多忙化の問題では、全県的に教員の身体的、病的、そういうのがふえてきているという傾向にもあります。これはぜひとも学校内のいろんな連携をとるべき必要があると考えます。検証に向かって、教師の皆さんが元気で明るく笑い声のある先生方に教えられた子供たちというのは、それぞれに影響が出てくると思われます。ぜひそこは頑張っていただきたいと思います。 質問の要旨(2)2020年度から小学校で英語が教科化されるため、教員の不安や悩みは大きい。市教育委員会による教員の英語研修の実施状況はどうなっているか、お伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 御質問にお答えをいたします。 本市では今年度から市内全小学校で新学習指導要領の外国語活動、外語化を進めているところでございます。そのため昨年度、小学校英語に関する研修会については、理論的なことも含めて2回、今年度も2回実施しており、それと別途、授業参観を通した実践的な研修を16回開催しているところでございます。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 再質問ですが、この英語が教科化されるに当たり、教員の採用というのは、何人ぐらいあるのでしょうか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 教職員の採用については、県の所管になっておりますので、市として推進のために、市としての先生の雇用ということは現在行っておりません。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 情報として、これはしっかりと入れておいていただきたいと思います。 質問の要旨(3)米軍嘉手納基地内で外務省沖縄事務所主催による教育研修が行われましたが、いきさつをお伺いします。そして米軍基地内での教員研修をやめて、教員が安心して授業ができるように市の研修を手厚くすべきではないでしょうか、教育長の見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 議員御指摘の研修については、今年の9月に外務省沖縄事務所の担当者が教育委員会をお訪ねになって、その研修会の趣旨とか、概要について御説明がなされました。それを受けて、参加教員の授業力向上に資することが可能であると教育委員会といたしましては判断をし、10月の教頭会において募集要項を配布し、参加する教員、希望する教員がいれば、市教育委員会宛て連絡していただくよう周知をしているところでございます。それを受けて、10月の中旬に2人の参加希望教員があるということが学校からありましたので、私たちのほうから外務省沖縄事務所のほうに参加名簿を付して報告をしたという流れになっております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 少し再質問をさせていただきますけれども、本員は研修そのものを否定しているわけではありません。2020年度の英語義務化に向け、教え方について現場の先生の悩みは大きいと。そして手順として英語教育を行う県や市教委の頭ごしになぜ外務省が音頭をとって進めるのか、そこのところを少しお聞かせ願いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 学校の先生方については、教育公務員特例法の中で研修を受ける。それから受ける機会を提供するということが書かれております。本市としては、現在、国においても英語教育の充実というのはかなり進めているところでございまして、文科省がやるとかということではなくて、国を挙げて今、進めているので、我々としては教員の研修の確保という観点から、内容を精査した上で、いわゆる授業力の向上に資するという判断をしたことから、参加の周知をしたというところでございます。なので、外務省が頭ごなしということではなくて、それぞれの部署ができるところを、どういう形でできるのかという中で、外務省としては提供させていただいていると。それを受けて、我々は内容を精査した上で、十分授業力の向上につながるという判断で、募集要項等の配布をしたということでございます。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ありがとうございます。 この日本にとっては教育基本法というきちんとした教育カリキュラムがあるわけなのです。そこをなぜもって、それも基地の中の文化の違う、そういうところで教育させるか、指導を受けさせるのかというのが、少しおかしいと。よき隣人を印象づけて、子供たちに日米同盟の意義を教え込むための教員研修がねらいではないかということをお伺いさせていただきます。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 先ほど外務省の沖縄事務所の担当者がお見えになり、要項等の概要を説明した中で、その後に実際プログラムが届けられておりますので、その開催要項を見ると、学習指導要領の実施に向けた英語教育のいわゆる教員の研修の充実ということがまずうたわれているというところです。なので、議員が御指摘のような、また実際に2日間のプログラムを見ても、そういう御指摘のような内容が見られていない。そして参加した教員のアンケートというか、感想の中にはそういう内容はないということを我々は見ておりますので、まさに研修の一環であるという捉えをしているところでございます。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 本来文部科学省や教育委員が現場の悩みに応える研修を実施する必要があると思います。それがないままの基地内での研修は本末転倒であります。基地に対する県民の批判を弱めようとする意図を感じると。高良鉄美琉球大学大学院教授などからも批判の声が上がっております。以上です。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後12時01分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 午前に引き続き一般質問を行います。 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 では午前に引き続き質問をさせていただきます。 通告書の6ページ、質問事項3.環境行政について。質問の要旨(1)PFOSによる水道水汚染は深刻です。長期にわたり市民が汚染にさらされている恐れがあります。米軍にPFOSなどの有害物質の使用をやめさせて、市民に安全な水を供給することについて、お伺いをいたします。①軍転協として在沖米軍及び内閣総理大臣に対して、調査へ協力することと適切な対応策を要請したとのことですが、進捗をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 こんにちは。前宮議員の一般質問にお答えいたします。 今年8月に国から軍転協に対して、政府として沖縄県及び米側と協議しながら、本件の解決に向けて検討を進めており、具体的には嘉手納飛行場から流れる大工廻川等の現況調査を実施した旨、また現在嘉手納飛行場においてPFOS残留物が存在する可能性のある場所及び水溶媒に入り込む経路について、在沖米軍が文献調査を実施していると承知しており、同調査が完了次第、速やかに情報を沖縄県側へ提供する旨の回答が届いております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ぜひとも早急な調査をよろしくお願いいたします。 ②本市において北谷浄水場から給水されている地域と人口とその割合。またPFOSなどの危険性をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 水道部長。 ◎新里智昭水道部長 こんにちは。前宮美津子議員の一般質問にお答えをいたします。 まず本市における北谷浄水場より給水をしております地域につきましてであります。大まかに分けますと、国道329号を境として、東側地域が石川浄水場系統となります。それに対しまして西側地域及び嘉手納基地への給水につきましては、北谷浄水場系統となっております。なお、国道を東西に分けた形で申し上げましたけれども、一部両サイドにまたがっている地域がございますので、御理解をいただきたいと思います。また北谷浄水場から給水をしております人口につきましては、平成30年11月末の大字別人口をもとに算出をしておりますが、両浄水場から給水をしている地域につきましては、水道局が統計的に管理をしております給水栓数を見て、一部案分をいたしておりますので、あくまでも目安として御説明をさせていただきます。市内の総給水栓数が約4万8,600件に対し、北谷浄水場系統が約2万8,750件となっており、試算した結果、本市の人口約14万600人に対し、北谷浄水場から給水を受けている人口は約7万8,600人、割合といたしましては、約56%となっております。続きまして、PFOSの危険性の御質問でございますが、現在のところ健康への被害につきましては、明確にはなっておりませんが、残留性の高い物質であるということから、今後も国や県の動向に注視してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 市としても半分以上が北谷浄水場からのお水を使用していると、供給しているということでは、こういう薬物といいますか、飲用した場合は、短期間ではなくて、長いスパンで影響が出てくる。そういうのがありますので、ぜひとも検査のほうを怠らずにしっかりやってほしいと思います。 ③市民はトイレなどの汚物を含む日常生活用排水、下水道や浄化槽、浄化施設でろ過処理をして海へ排出しております。県企業局が米軍基地に供給する生活用水は一旦は基地内にある浄化処理施設を経由して、基地内のそれぞれの施設へ供給されております。ところが米軍基地内の軍用機洗浄済み用水やトイレなどの汚水排水は未処理のまま基地外へ垂れ流しをしている疑いがあります。本員はこの本会議で、嘉手納基地内への本市の行政、議会関係者の立ち入り調査についてただしてまいりましたが、進捗状況はどういうふうになっているか、再度お伺いをさせていただきます。 ○小浜守勝議長 水道部長。 ◎新里智昭水道部長 お答えをいたします。 浄水の部分からの立ち入り調査に関する進捗状況でございますが、先ほど御質問がございましたPFOSに関連し、嘉手納基地内への立ち入り調査につきましては、沖縄県企業局より要請を行っておりますが、現在のところ調査の実施には至っていないのが現状でございます。県企業局におきましては、引き続き原因究明に向け、立ち入り調査の要請を行っているところとお聞きをいたしております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 少し再質問をさせていただきたいのですが、嘉手納基地内には使用済排水を処理する下水道処理施設がないとの訴えがあります。その有無について答弁をお願いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 基地内からの排水について、沖縄防衛局に確認したところ、米軍施設からの排水等の環境保護及び安全のための取り組みについては、日本環境管理基準に基づき行われているものと承知している。また日本環境管理基準には、排水に係る基準が定められているものと承知している旨の回答を受けております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 基準値を超えていないという、影響がないと。こういう答弁だと思うのですが、環境汚染防止とか、安全安心な市民生活を守る上からも下水道用排水処理施設の有無についてはしっかり調査をし、対策を講じることを強く要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 続いて7ページ、質問事項4.交通行政について。質問の要旨(1)国道330号、安慶田十字路交差点の信号機整備についてお伺いをいたします。市民からも右折の際に大変不便だとの声が寄せられております。近くで何件も事故が起こったりもしております。近くには農連や大型スーパー、保育園があり、交通量が大分ふえてきております。道路中央付近で車が立ち往生する場面によく遭遇します。そこでお伺いいたします。①コザ十字路から胡屋方面へ向かう右折表示信号及び時差式信号機設置についての進捗状況についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 こんにちは。前宮議員の一般質問にお答えいたします。 通告書7ページ、質問事項4.質問の要旨(1)①についてでございます。当該交差点の右折矢印信号機の設置につきましては、安慶田自治会より平成29年12月18日付で要請を受け、沖縄警察署へ申達しております。翌平成30年5月7日付沖縄警察署より回答をいただき、国道330号安慶田交差点は、いずれの車線にも右折専用車線が設置されていないため、同車線に右折矢印信号機を設置することは好ましくないとのことであり、当該路線における右折矢印信号機の設置につきましては、両車線に右折専用車線が設置された後、再度検討を行うとの回答をいただいております。また時差式信号機の設置につきましては、市は自治会から要請を受け、沖縄警察署へ申達いたします。沖縄警察署では交通事故発生状況や当該地域の交通状況などから総合的に判断し、沖縄県警察本部へ上申し、公安委員会で信号機設置の指針に基づき意思決定が行われます。当該交差点への時差式信号機の設置につきましては、自治会と調整を行い、沖縄警察署へ要請してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 ぜひとも早急な対策を打っていただきたい。自治会のほうからもこれは1回だけではないと思う。何回も多分ここの信号機設置の件は言われていると思いますので、なるべく人身事故が起こらないように、起こる前にしっかり対策をとっていただきたいと思います。 以上で本員、前宮美津子の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で前宮美津子議員の一般質問を終わります。 引き続き一般質問を行います。 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 こんにちは。会派護憲凛の会、議席番号10番、喜友名秀樹でございます。一般質問に入る前に、所見を述べさせていただきたいと思います。過ぎた11月11日、クリーンデーin沖縄市が行われました。その際には市長を初め、森川教育部長も参加、そして激励の御挨拶をいただき、非常にありがとうございます。うちの山里公民館に市長が来られたときには、お気づきになったかと思いますが、山内小中学校の児童、そして教員の皆様に参加していただいて、50人以上に参加していただきました。これは昨年度より山内中学校においては、字ごとの生徒会を結成いたしまして、地域の活動に参加していただくということになって、そして教員の皆様も一緒になって、こういう地域の清掃に御協力いただいているというすばらしい活動であります。今年度においては、山内小学校もスタンプカードをつくって、もし地域のボランティア活動に参加したらスタンプを押すという取り組みがありまして、本員も知らなかったのですが、スタンプを押してくださいとくるものですから、ある方は親子で来ていて、お父さんのほうから実はこのカードで、こういう地域清掃があるということを知ったと。それでぜひ参加したいということで、来ていたと。そういう教育現場から地域の活動に協力いただくということが非常にこれから自治会のあり方を考えたときに、教育現場、そして地域が一体となった取り組みがこれからの本市をもっともっと活性化していく一つの材料になるかと思っております。もちろん保護者に関しては、まだまだ参加が少ないところではありますが、今回、市長、教育部長も参加していただいたことが、これからもっと職員を初め、そして保護者のほうで携わって、携わりが薄かった方々の地域へ目を向けてくれるきっかけの一つになるのではないかと思いました。クリーンデーについては以上でございますが、早速、一般質問に移らせていただきたいと思います。 質問事項1.建設行政について。質問の要旨(1)山里再開発事業に関連した山里自治会からの要望の進捗についてでございます。今年4月に竣工いたしましたパーチェ山里、いわゆる山里再開発事業でございますが、約半年以上たちまして、実は再開発事業が動き出した時期、組合や市に対して、当時、本員は自治会長でしたので、こういう要望があるのですがということで、何点かお願いをさせていただきました。その辺の進捗状況をお伺いさせていただきたいと思います。①市道山里18号線に隣接する私有地への出入り口についてでございます。この市道山里18号線というのは新しくできた市道なのです。再開発で新しくできた市道でして、実はこの市道をつくるに当たって、電柱の移動がありまして、それが周知の前にできて、車の出入りが非常に厳しいということがありました。そこら辺の進捗状況をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 こんにちは。喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 市道山里18号線に隣接する県道24号線から私有地への出入り口につきましては、進入路を使用されている方や、自治会から進入路幅員確保と出入り口にある支障電柱の移設の要望がございました。進入路につきましては、その一部が山里再開発事業による市道山里18号線の整備の影響を受けたことから、復旧工事として実施し、完了しております。また支障となる電柱につきましては、沖縄電力により移設及び支障電柱の引き抜き工事を終えており、年内にも引き抜き部分のアスファルト舗装を行うと伺っております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 早速、事業を行っていただいているということで、まだ舗装までは完了していないということですので、引き続きしっかりと最後まで見届けていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 次に移りたいと思います。質問の要旨(1)②再開発による山里バス停移設についてお伺いします。これは再開発を行う際に、もともと国道330号にありました山里バス停なのですが、歩道が狭くて、再開発をするに当たって、どうにか歩道幅、もしくは再開発側に少し土地をつくっていただいて、敷地をつくっていただいて、屋根を設置していただけないか、そして歩行者が通りやすくしていただけないか。あそこは結構バスの乗り換え所になっていまして、高校生、そしてまた高齢者も使うものですから、その辺をぜひこの機に御理解していただいて、整備していただきたいという要望をさせていただきましたので、その辺について現在の進捗状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 国道330号下り線の山里バス停につきましては、自治会からの要望もあり、再開発事業と合わせて、バス停の移設及び上屋の設置を検討してまいりました。バス停につきましては、再開発事業による周辺環境の変化に対応するよう、公安委員会や国道管理者等との調整を踏まえ、移設位置を検討し、移設工事が完了しております。バス停上屋につきましては、バス協会に確認したところ、今年度での設置を予定しており、現在上屋設置に関する周辺調査や関係者との調整を行っていると伺っております。なお、上屋にはベンチの設置も予定しているとのことでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 年度中にはベンチと上屋も設置していただくと。先ほどの件と同様に、最後まで事業完了までの見届けのほうもお願い申し上げたいと思います。 次に行きたいと思います。質問の要旨(1)③再開発事業においては、商業棟とマンション棟があります。その商業棟・マンション棟の自治会加入についても地域から要望しておりますが、この件について、現在どのような状況なのか、御説明をよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 自治会加入の促進につきましては、自治会より再開発組合と市へ要望がございました。山里再開発管理組合に確認したところ、商業棟については1階、2階は既に自治会へ加入しており、3階については現在、一部入居者による内装工事中ということもあり、加入には至っていないと伺っております。マンション棟につきましては、マンションへ入居する権利変換者に対し、内覧会や再開発組合の総会時に自治会加入の申込書をお渡ししたと伺っております。またマンション購入者に関しましては、マンションを販売した不動産会社へ、自治会加入を促すよう依頼したと聞いております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 今、答弁をいただいたとおり、実は商業棟については、再開発だけではなくて、各37自治会、自治会長が足を運ぶことになって、自治会に加入していただける事業所はふえつつあるのですが、マンションが非常に課題なのです。本市においては次の新しいマンションがどんどん建っていく中で、マンションの自治会加入が非常に問題視する理由としては、セキュリティがあって、1軒1軒に自治会加入を促すというのが非常に難しいわけです。こういうマンション管理組合とかにお願いをするわけですが、ちょっと再質問をさせていただきますが、今、申し上げたマンションのセキュリティ上の問題で、自治会費の徴収が非常に困難だと。それについて自治会と再開発組合との話し合いの中で、この組合で徴収方法を検討しようではないかということで、お伺いをしておりますが、その辺、当局のほうで何か情報を得ていますでしょうか、よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 現在、再開発管理組合が設立されており、マンションに居住する方の自治会費徴収について、どのような方法がとれるのか、検討していると伺っております。再開発管理組合では、去る12月2日に住宅部会が開催され、自治会加入や自治会費の徴収などについて話し合われたと伺っておりますので、状況を確認しながら検討結果等を自治会へ説明していただくよう促してまいります。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 どのような方法がとられるというか、検討しているということではありますが、実はこの再開発組合、管理組合に今、移行していっているわけでして、近いうち再開発組合自体が解散するという状況もあります。そこで加入促進、このまま組織が変わると、これは前の話だということになりかねないわけです。そこで当局としても何かできる範囲で協力できることがないか、再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 先ほど再開発管理組合ということで答弁させていただきました。この事業はまず事業組合がございまして、その事業が完了しましたので、これから管理に移るということで、今年7月に管理組合が設立されております。その管理組合に確認したところ、こういう自治会徴収については、今後、徴収方法について検討していくというお答えがございましたので、市のほうとしても、そういうことで入居者に対する説明を促していくように取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 これはもう非常に大事な大きなことですので、本市においても37自治会、自治会加入について非常に頭を抱えている、そういうマンションの課題があります。ひとつモデルケースになるような取り組みをしたいというところで、できる範囲といいますけれども、なかなか厳しいところは知っています。しかし、どうにか地域と一緒になって取り組んでいただけるようお願いを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。 先ほど再開発事業の中で、新しく市道山里18号線が開通したとお話をしましたが、もともとあった諸見里山里線という市道がございました。これは再開発事業を行う上で、地域としてはここの市道を中途半端に拡幅しては、後々非常に困ると。もともと交通量が多い中で、再開発が完成すると、もっともっとここの市道の重要性が増してくると。そこで諸見里山里線の拡幅が必要ではないかと地域として要望をさせていただきました。その進捗状況についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。
    仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 市道諸見里山里線整備事業につきましては、平成29年度に詳細設計を実施し、今年度は土地及び物件等調査業務を行っております。今年度業務につきましては、上半期での発注予定が10月契約となり、おくれている状況ではございますが、当該業務完了後、用地及び物件等保証について、権利者との交渉を開始し、当初予定どおり平成33年度の工事完了に向け取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 当初の発注予定が10月契約と、おくれていると。しかし工事自体は予定どおりに、平成33年度に完了するということの答弁でございました。ありがとうございます。 そこで再質問をさせていただきます。この事業においては、諸見里山里線、今、拡幅が終わっているところから、今から拡幅される場所、山里公民館があります。拡幅事業での影響があって、スケジュールが、今年度のスケジュールでは契約等がおくれたということではありますが、最終的には予定どおりに動くというところでの再質問なのですが、これは市民部ですが、建設までのスケジュールに影響はないのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 喜友名秀樹議員の諸見里山里線拡幅事業の進捗についての再質問についてお答え申し上げます。 山里自治会公民館の建てかえにつきましては、物件保証確定後に保証契約を行い、平成33年度に市道の工事完了にあわせて、建てかえ工事を完了する予定となっており、工事完了年度の変更はございません。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 安心いたしました。地域の皆様にもしっかりと御報告させていただきたいと思います。その後の公民館ですが、次の質問に移るに当たって、学習等供用施設について質問をさせていただきたいと思います。 質問事項2.市民行政について。質問の要旨(1)沖縄市学習等供用施設の指定管理者選定についてお伺いさせていただきたいと思います。①今回、学習等供用施設の選定に当たって、なぜ個別でのプレゼン等の審査をすることになったのか、その辺の理由をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 通告書8ページの質問事項2.の質問の要旨(1)①についてでございます。本市は平成18年度より学習等供用施設等の指定管理が導入されており、平成25年度までは施設の設置目的である地域社会の発展と地域住民の福祉増進を図るという目的が同一であること、また各自治会において世帯数や年齢層、婦人会や子供会等の活動において、多少の差はありますが、各自治会の活動や組織形態が共通していると判断し、申請団体20自治会を代理しまして、市民生活課のほうで一括審査を受けておりました。今回は各自治会が地域独自の伝統文化など、地域資源や住民のアイデアなど、創意工夫を凝らしながら、施設を拠点に活動していることを各自治会長みずから説明することで、自治会活動をよりPR、宣伝できると判断し、手続の見直しを行っております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 市民部長、今、施設の設置目的で地域社会の発展と地域住民の福祉向上を図るといろいろありましたが、そもそもこの選定委員の皆様に、この自治会のPRが必要なのか、当局にこれは必要なのか、よくわからないのです。というのは、9月の一般質問で本員が自治公民館、学習等供用施設の必要性についてお伺いしたときに、部長はこのように答えております。自治会は市民に近い自治組織であり、地域づくり、社会福祉や青少年育成、防災活動や環境活動など、行政では行き届かないさまざまな活動を行っており、公民館、自治公民館、学習等供用施設は活動の拠点としては大変重要であると答えています。わかっているわけです。活動においても、今も1階ロビーで公民館の活動、パネル展示をやっているではないですか。年間を通していろいろな活動を自治会としてやっているにもかかわらず、わざわざ自治会長を呼んで、面接のような感じでプレゼンをするというのが、本員としては理解に苦しむところでございます。 次の質問に移ります。質問事項2.質問の要旨(1)②自治会に対し、指定管理者制度に基づいての点数や順位づけを行ったことに対して、問題や意見など、そういうことは選定委員の皆さんを含めて、何かございませんでしたか。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 今回は沖縄市指定管理者制度に係る運用方針に基づき、他の施設の指定管理候補者とおおむね同じ基準や方法で審査を行ってまいりましたが、自治会から審査方法や審査基準などが自治会にそぐわないとの強い意見をいただいております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 自治会にそぐわないという意見があると。今、市民部長がおっしゃったように、たしかに学供の条例や業務仕様書に、そういう部分も含めた内容も記載されているのは確認はしておりますが、そもそも選定基準の項目、それがほかの指定管理のものと照らし合わせてやっていいのかというのが疑問に思うところです。というのは、内容を確認させていただきましたが、経営方針だったり、職員の配置だったりという項目があるわけです。御存じのように、職員の配置ができない学習等供用施設があると。そういうところに経営方針、全てここを見て自治会長の皆さんが納得するはずがないと本員は思うわけです。そもそも学習等供用施設に関しては、ほかの指定管理者施設と違うのは、地域が地元負担を負って建設しているので、そこをほかと一緒にするというのがそぐわないと思います。今、本員は自治会長の皆さんが納得していないのではないかということを言いましたが、それを質問で確認させていただきたいと思います。 次、③自治会長の皆さんに対して、内容をきちんと説明し、納得を得ているのか、そして選定基準、項目の見直しは可能なのか、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 指定管理更新手続に向け、8月6日、8月10日に説明会が行われております。自治会からさまざまな疑義がございました。今回の指定管理選定手続を進めながらも個別に自治会へ説明を行いましたが、審査手続につきましては、理解をいただけない自治会がほとんどでした。そのため自治会へ審査終了後に再度、話し合う場を設けることとし、11月27日に自治会との意見交換会を行ったところでございます。審査方法や審査基準などの見直しにつきましては、次回の審査会に向け、関係部局と調整し、課題に関しての改善に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 前向きに検討していくということでありますが、5年後ではないのです。今すぐにでもやっていただきたいというのが本当の思いです。ただ、もう終わってはいるところでもございますので、その基準等の見直しがすぐできないというのも理解はしています。もちろん当局が行った事務的な流れとしても特に何か不備があるということでもないのも理解できています。ただ何が気になるかというと、説明が足りなかったのではないか。もう少し、終わった後の理解ができていないので、もう一回説明しましたという流れではなくて、その前にちゃんと納得いくような説明があれば、終わった後に、自治会長の皆さんが懸念するようなこともなく、そしてまた再度説明会を持つようなことはなかったのではないかと本員は思うわけでございます。今、申し上げたように、すぐに仕様書等を含めたものの変更は無理だと思いますが、次の質問です。④学習等供用施設の指定管理について、これから事務手続上で、本員も自治会長をやらせていただいていたので、議会が終わった後に、自治会長と協定書を結ぶと思うのです。その協定書の中身だけでも変更可能なのか。今回でできるもの、何か可能なものがあるのか、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 今回は沖縄市指定管理者制度に係る運用方針に基づき、沖縄市学習等供用施設等指定管理者業務仕様書を作成し、他の施設の指定管理者とおおむね同じ審査項目や審査基準で審査を行っており、沖縄市市民部指定管理者選定委員会の答申に基づき、沖縄市行政改革推進本部で指定候補者を決定していることから、今回の審査項目や審査基準などの変更はできないものと考えております。しかし、協定書に関しましては、議決をいただいた後に、各自治会と結ぶことになっておりますので、自治会と協議を行いながら、自治会の意向も踏まえ、合意に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 協定書については検討を考えると。この協定書、今、手元にありますけれども、開館時間、休館日とかいろいろあるのですが、やはり御存じのように、自治会公民館、学習等供用施設、運営に当たっては365日、24時間ぐらいの気持ちで自治会長の皆さんは業務に当たっていると。もちろんただし書きはされているのです。ただし、必要があるときはこの時間の短縮、または延長することができるという部分は書かれてはいるのですが、そこに対してももう少し丁寧な説明をすれば、自治会長の皆さんから理解をしっかりと得ることはできるかと思いますので、引き続き丁寧な説明と、また協定書についての中身を一緒に検討していけるようお願い申し上げたいと思います。 次に移りたいと思います。質問事項3.教育行政についてでございます。質問の要旨(1)救命講習についてでございます。先日、本土のほうで砲丸でしたか、授業中に児童生徒が頭にそれを受けて、救命処置をしないといけないようなことがあったということで、残念ながらお亡くなりになりましたけれども、これを本市でもいつなんどきということをイメージしたものですから、質問をさせていただきたいと思います。①教育現場での実態について伺う。ア.小・中学校教師の救命講習実施率をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。午後もよろしくお願いいたします。喜友名秀樹議員の一般質問にお答えをいたします。 学校現場における先生方の救命救急講習の実施率ということでのお尋ねでございます。今年度、平成30年度の各学校における救急救命に関する校内研修、講習については、小学校が16校中16校、100%、中学校が8校中5校、65%、合計24校中21校、88%の実施率となってございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 小学校が100%と、本員の情報では小学校はプールの授業を行うということで、毎年やられているということで、100%という情報を得ておりますが、中学校が65%と。これは高いか低いか、ちょっと置いておいて、救命講習、自治会長の皆さんも毎年というぐらい受けているのです。これはなぜかというと公民館に人が集まる。これはほかの団体でもいろいろと人が集まる施設を管理している人たちというのは、AEDを置いて、しっかりと使い方については学習しているのかと。そこで65%という中学校の数字が出ておりましたが、実態を踏まえて、教育委員会としてはどのように捉えているのか、考えているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 学校では常に危機管理意識を高く持つことが重要であると認識をしております。そのような観点から学校において児童生徒の生命を守る最前線の役割を学校の先生方は担っているという思いもございます。よって学校では児童生徒の生命を守るため、必要な救急救命の方法について理解し、先生方が実践できる力を養っていくことがとても大事であると理解をしております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 本当にいつなんどき、実際受けていても、いざというときにはできないということもあります。しっかりと準備をするということは大事だと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたい。目標は100%だと思いますが、最低100%ぐらいの気持ちで取り組んでいただきたい。これは業務中でですよ。また今、教員の皆さんの先ほどもありましたけれども、お仕事は非常に大変ですので、どうにか時間をつくっていただいて、取り組んでいただきたいと思います。 次の質問に行きます。ウ.児童生徒へ救命講習を受講させているか実態をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 学習指導要領においては、中学校で保健体育の授業の中で、心肺蘇生法を取り扱うことになっており、全ての中学校において、その授業において救急救命、あるいは心肺蘇生についての学習がなされていると承知しております。しかしながら、小学校においては、学習指導要領の中に位置づけがなされていないので、授業の中で行われてはいないという理解でございます。学校によっては、消防本部の職員を講師として実施をしているという学校も報告として上がってきております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 小学校については学習指導要領に入っていないので、位置づけられていないので授業の中では行っていないということでしたが、中学生は体も大きくなってきて、そしてスポーツ、部活動も盛んになってきます。そういう中で中学生に対してはしっかりと行ってほしいと思っています。これはただ教科書等にある救命救急について、このような感じということではなくて、ちゃんと救命講習をできれば受けていただいて、3時間ということになると思うのですが、それを一回にできるかというと、なかなか難しいところもあるかと思うので、そこは次の質問に移りますが、エです。消防本部と連携して取り組みが可能なのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 平成26年8月に文部科学省より心肺蘇生等の応急手当に係る実習の実施についてという文書が各都道府県、学校安全主管課長宛て発出をされております。その別紙に心肺蘇生等の応急手当に係る実習の実施に関する取り組みの推進についてという別添の文書があわせて添付されており、これについては文部科学省と消防庁が連署で文書を発出しているというところでございます。そのことからも、学校においては、消防署と連携をしながら、救急救命講習について実施することは十分可能であると認識しております。現在、先ほども申し上げましたが、学校においては消防と連携をした講習を実施している学校もあることから、校長会を通して、多くの学校が取り組めるように支援をしてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 実際に行っているところもあるということの御答弁でもあります。まずできるところからでもいいのです。部活動、そして一つモデル校をつくったりとかというところから取り組んでいただいて、先ほどの教員の皆さんに対しての救命講習をぜひ100%の実施率を目指してほしいと。ここでも同様に、ぜひ目標を100%ではなく、最低100%できるような取り組みをしっかりと行っていただけるようお願い申し上げておきたいと思います。9月の一般質問の時間がぎりぎりで、議長をはらはらどきどきさせてしまったので、今回は逆に時間が余り過ぎですか、いいぐらいですかね。これで本員2回目の一般質問を終わらせていただきたいと思います。少し早口になりましたが、御理解のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で喜友名秀樹議員の一般質問を終わります。 引き続き一般質問を行います。 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 市長並びに市当局の皆様、こんにちは。会派公明党の高橋 真でございます。年末も差し迫っておりまして、慌ただしい日々が続いていると思いますけれども、どうか皆様御健康に御留意され、御自愛なさってくださいますよう心より御祈念をいたしたいと思います。本日は一般質問かなりさらっとした内容になっておりますので、少し所見を述べさせていただきたいと思います。去る新聞報道でもあった記事について少し言及をさせていただきたいと考えております。「ファッションと音楽でつくり出す共生社会へ向けて」をテーマに、大分県別府市で23日にある第18回全国障がい者芸術文化祭、湯にば~さるファッションinべっぷに、障がいのある人たちでつくられるバンド「ケントミファミリー」の16人が沖縄市知花の知花花織の生地を背中に縫いつけたシャツを着て演奏してきました。リーダーの我如古盛健さんは背中の花織を背守りとして、魂の演奏を届けたいという報道がされて、先日の新聞報道でありましたけれども、「沖縄の音楽を別府で披露」と。ケントミら会場を沸かせるということで、実際に全国障がい者芸術文化祭の模様の記事がありました。フィナーレの「大丈夫よ~」の演奏では、別府大学沖縄県人会がエイサーを披露、エイサーの打掛をまとった同市の長野市長は、服飾デザイナーの鶴丸礼子さんもサプライズ登場して、一緒に踊ったと。現地の市長は親指を立てて大丈夫よとジェスチャーをし、市民に大きな勇気と元気をファミリーが与えている。機会があったらまた別府を訪れてくださいとエールを送りました。この鶴丸礼子氏について少しお話をさせていただきたいと思います。実は昨年、会派の視察におきまして、大分県大分市のほうへ視察に行ってまいりました。テーマは障がい者の「着る」こと何でも相談&ファッション講座事業の視察調査に行ってまいりました。厚生労働省の白書の障がい者アンケートによりますと、食べること、排泄することよりも着ることに困り感が多いという実態調査と結果を踏まえて、大分県大分市においては同事業を実施したということであります。同事業は想定を超える募集定員となり、実証実験的に行った同事業は大きな成果を上げたということを視察してまいりました。そこで御活躍をしていたのが、全国的にも大変有名なブランドの服飾デザイナーとして活躍していた、現在では一般社団法人服は着る薬代表、鶴丸礼子先生であります。この方が言っていた言葉で非常に忘れられない言葉がありまして、超一流のブランドをその人特注で仕立てるのも世界で一つだけの服ではあるけれども、障がい者というのはさまざまな特性があって、その人が着ることができる状態というのはみんな違っている。その人に合わせた服をつくることもいわゆる服飾デザイナーとして世界でただ一つの服をつくることになるということを言っておりまして、私は前者と後者と比較をした場合、今まで前者で働いてきたけれども、これからは後者でもって、障がい者の服をつくって、そして皆様の社会参画を後押ししていきたいというお話がとても印象的に残っております。本市においてもいわゆるファッション関係の推進協議会とか、服飾に携わっている方も非常に多いかと思います。そこでさまざまなアイデアを受けまして、本市を代表とする知花花織を何とか全国に発信できないものかということもありまして、鶴丸礼子先生を知花花織共同事業組合にお招きをして、勉強会をした今回のケントミファミリーがこれをつけていったという話があります。またサポートセンターケントミにおきましては、愛音楽(アネラ)音楽祭という障がい者の音楽祭をやっておりますが、そこでも障がい者特有の着れる服のファッションショーをしてきた先駆的な事例もございます。それを受けて、本市におきまして、今月4日に開かれたいわゆる障がい者週間におきまして、沖縄市では沖縄市ガールズコレクションということで、実行委員会が障がい者週間福祉フェア実行委員会として、4日に沖縄市役所のほうであったと新聞報道で知りました。本員はこのとき定期監査中で全く見る暇がなくて、ぜひ見たかったのですが、最終的に記事の内容を見てみますと、市長が琉球王国時代の三司官の格好で、レッドカーペットを歩いたということで、市長のコメントにありますけれども、3日からの障がい者週間に当たり、弱者を理解し、いたわりの心で障がい者と健常者が暮らせるまちをつくりたいということを話し、福祉に力を入れる決意をしたということを受けて、大変御期待を申し上げたいと思っております。一連の流れがございまして、最終的には本員が大分市で見た事業については、次の定例会の一般質問で議論をさせていただきたいと考えております。所見を長々と述べてしまいましたが、そうした取り組みを本市も応援していこうという機運から、ぜひよろしくお願いをしたいと思っております。 それでは早速ではありますけれども、通告書に基づきまして、一般質問を行わせていただきます。質問に入る前に、通告書の10ページ、質問事項4.障がい福祉行政について。これは全て割愛をさせていただきます。議論が早かったので、この部分については今回全て割愛をさせていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時55分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時10分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 それでは通告書9ページです。質問事項1.経済文化、教育行政について質問をします。質問の要旨(1)指定文化財について。沖縄市文化財保護条例によれば、目的の定義に文化財保護法及び県条例によって指定されたものを除き、本市区域内に所在する文化財を保存し、かつその活用を図り、もって沖縄市民の郷土に対する認識を深め、文化の向上に資することを目的とするとあります。有形、無形、民俗文化財、記念物など種類があるようでございます。①概要と選定の要件、また国、県、市との違いについて教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 こんにちは。それでは高橋議員の御質問にお答えいたします。 指定文化財とはそれぞれ国、県、市が重要と考える文化財を指定し、保護していく制度でございます。歴史的、学術的、技術的に価値などが高いものが選定対象となっております。市指定の文化財の場合においては、多数の文化財の中から専門家や地域の方々の御意見や調査から、指定候補が選定され、教育委員会から文化財調査審議会に諮問されます。その後答申が出され、指定との答申が出た場合は、教育委員会がしていく形となっております。また国、県の指定の場合は細かな名称などの違いはございますが、基本的に同様な手続となっております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 教育部長、答弁ありがとうございます。 さまざまな観点でありますけれども、伝統、文化、継承という無形の文化財としても選定候補の可能性が高いのではないかという視点でお尋ねをしたいと思います。美里地域にはカママーイという行事がございます。現在でもいわゆる手法とか、形が変遷をしていても、班ごとに公民館や美里ムラヤー等の拠点を中心に、地域の団結、親睦を深めている取り組みであり、本員も屋富祖 功議員も参加をさせていただいております。今年初めて本員が参加をさせていただいたのが、1班から4班までの4カ所でのカママーイであり、各班競ってジューシーをつくります。どんぶり飯大盛りのジューシーの振る舞いを受けて、うれしい反面、食べきれるか心配になることもありました。この美里地域には美里カママーイ自主防災組織という名称での自主防災組織もあり、いわゆる名称がつくくらい古くから地域の取り組みとしては根づいている伝統行事ではないかと感じました。そこで②であります。美里カママーイについてどのようなものか市当局の見解を教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 文献によりますとカママーイとは、旧暦の10月1日などに村の区長や、役員が各家庭のかまどや、屋敷内外を巡視し、防火の祈願を行う行事で、戦前までは沖縄本島各地で行われていたと考えられております。美里地域でもこのカママーイ行事が戦前から行われており、旧暦の10月1日に集落の役員が、各家庭の台所を点検した後、班ごとに集会が開かれ、点検結果を確認すると同時に、その年に生まれた子供の健康と家庭の繁栄を祝ったと言われ、子供たちには炊き込みご飯が振る舞われたとのことであります。現在では旧暦の10月1日に班ごとに防火の祈願と、その年に生まれた新生児のお祝いを兼ねて懇親会が開かれており、炊き込みご飯を振る舞われていることで、戦前からの行事が形を変えながらも現在に続いているものと認識しております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 沖縄本島全域でも年中行事として、いわゆる掲載をされている行事であるということは承知しております。しかしながら、現在に至るまで、かまどの回り、火の回りを火の用心的にパトロールする取り組みが現代版に形を変えて実施している地域というのは少ないのではないかと本員は感じております。ここを再質問させてください。美里カママーイという伝統行事は、市指定文化財に選定することは可能でありましょうか。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 美里カママーイにつきましては、詳細な調査を行ったことがなく、今後調査を実施し、資料等をまとめながら、市指定にできるかどうかも含め、文化財調査審議会の御意見も伺いつつ、検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 いわゆる文化的価値を高め、地域の取り組みを応援するという意味合いからでも、よく検討をしてもらいたいと考えます。では祭りという行事に着目をしてみたいと思います。県外では京都府の祇園祭、また徳島県では阿波踊り、青森県のねぶた祭り等は、国ではありますが、指定文化財という位置づけであります。近年では宮古島市のパーントゥがユネスコ文化遺産登録になったとお聞きしました。また福岡市の博多どんたくまつりの中で開催されている、いわゆる博多松囃子というのも指定文化財になっていると。さまざまな祭りの形態、その中の伝統文化も文化財になっているということであります。では③であります。沖縄全島エイサーまつりについては、いかがでしょうか。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 全島エイサーまつりは、1956年のコザ市誕生の年に、全国エイサーコンクールとして始まり、本市を代表する祭りであると考えております。この全島エイサーまつりにつきましては、地域の伝統行事とも違い、イベント色が強く、これまでの指定文化財となってきたものと大きく趣が違うものと考えております。エイサーまつりは毎年行われる祭りであり、エイサーまつりが無形文化財や年中行事として、民俗文化財に該当する可能性もありますが、県内ではそのような事例がございません。県外等の事例も調査し、文化財調査審議会の意見も伺いながら、市指定が可能かどうかも含め、研究していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 県内に事例がないと。さらにイベント色が強いと。あともろもろあると思うのですが、先ほどの美里カママーイの話に戻すとすれば、戦前から続いていた歴史的な長さということが、いわゆる文化財の指定になる妥当性がある一つの尺度になっているような観点を伺いました。本市のエイサー会館におきましては、歴史を振り返る資料展示もなされており、それによると、エイサーコンクールから数えて、もう既に50年以上も経過しております。また伝統文化継承という側面を支援していくというためにも、文化的価値というものを認定することは重要ではないかと考えております。ここだけ再質問をさせてください。時間的な長さだけにとらわれない判断も可能なのか、市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 歴史的な継続性も指定の重要な要件と考えております。ただ何年続いていたらよいかという具体的な数値があるわけではございません。このあたりも他の事例なども調査しつつ、文化財調査審議会の意見も伺いながら、さらに研究したいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 続けて④であります。現在検討している事案も含めて、今後指定に向けた検討は可能でありましょうか、市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 現在、古謝の龕屋(ガンヤー)や市内の石獅子の指定に向けた調査等を進めているところでございます。議員御提案の美里カママーイ、全島エイサーまつりにつきましては、まずは調査や情報をまとめ、文化財調査審議会の委員の意見をもらいつつ、検討したいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 質問の要旨(2)指定文化財を情報発信して周知を図ることについてお伺いいたします。まず①これまでの取り組みと現状について教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 現在、市内には市指定文化財が24件、県指定文化財が5件、国登録文化財が4件所在しております。これらを含めた市内各地に所在する文化財につきましては、書籍やマップでの紹介、文化財めぐりの実施、標柱、説明板の設置や、ホームページ等のインターネット上での紹介などを行い、情報発信に努めているところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 ②課題と今後の取り組みについて教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 課題としましては、まだまだ十分な周知が図られていないと認識しております。標柱、説明板につきましてもまだ一部の設置であり、文化財整備活用基本計画に基づき、今後も設置していきたいと考えております。またIT技術の活用も視野に入れつつ、多くの方々に興味を持ってもらえるような情報発信をしていく必要があると考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 教育委員会の答弁でIT技術というのが出てくるのは大変喜ばしいことであると本員は思います。IT技術を活用して、多くの方々へ情報発信をするということを今後とも考えていくことは重要であろうと思っております。例えば歴史的に価値のあるものに直接触れていくという体験型という展示のあり方、見せ方というのが見に来た人にとっての印象を深めていく。そして認知度をどんどん広げていく。有効な手法ということもしっかりと考慮に入れていただきたいと考えております。例えば貴重な文化財で、直接触れることによって劣化するような、触れることが困難なものであれば、レプリカとか、音、におい、いわゆる五感を刺激する方法も大変有効であると考え、本市内にある地域資源を活用して、こういうレプリカを作成していくことも可能であろうと思っております。例えば本市は一番街商店街の中にスタートアップカフェコザというのを設置しております。その工房の中ではレーザーカッターを使用して、精巧なレプリカの作成というものもできるわけであります。そうした地域資源の活用も考慮に入れて、③触れる文化財の活用について、市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 近年、文化財を含めた歴史文化や自然の紹介において、視覚以外の感覚に訴える手法が取り入れられてきており、郷土博物館では現在サウンドスケープと題して、見るだけでなく、音を感じる企画展を開催しております。議員お尋ねの触れるという感覚も、文化財を知ってもらう手法の一つとして有効なものであり、バリアフリーの観点からも有効であると考えております。郷土博物館では資料の中で、けがや危険のないものやレプリカ等での対応でできるものについては、できるだけ触れることができる展示を行っていきたいと考えております。今回の御意見も参考にしつつ、触れるという手法を展示や文化財の紹介で生かせるよう検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 バリアフリーという概念があるということは大変喜ばしいことであろうと思います。 続きまして、提案をしたいと思います。④文化庁の文化芸術振興補助金を活用した事業を活用して、聴覚障がい者や多言語バリアフリーなどを実現するオメガコードというものなどのITを活用した積極的な情報発信を提言いたしますけれども、市当局の見解を教えてください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 バリアフリーへの対応、ITの活用は、今後の文化財の保護、活用を考える上で最も重要だと考えております。今後、議員御提案の補助金等の活用内容も含め、先進地の情報収集等も行いながら、前向きに調査研究していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 これは以前、観光振興課、そしてプロジェクト推進室にコードEXというものを提言したものでありますけれども、今、進化しましてオメガコードになりました。それを報告させていただきたいと思います。そういうバリアフリーやさまざまな情報を集積し、そして来た人に対してわかりやすく説明ができる。そういう手法をどうかこれからも、情報発信の工夫を前向きに取り組んでいただくことを御期待申し上げたいと思います。 続きまして、質問の要旨(3)観光振興施策としての取り組みについてお尋ねをいたします。①指定文化財等を地域の観光資源として情報発信をする取り組みについて現状と課題について教えてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 それでは高橋議員の一般質問にお答えいたします。 指定文化財等を地域の観光資源として情報発信する取り組みについての現状といたしましては、2015年製作、沖縄市コザマップ、史跡マーイ編において、本市の文化財を含めた観光コースのパンフレットを作成するほか、観光ポータルサイト「KOZAWEB」において、コザの史跡めぐりのタイトルで、史跡を紹介しております。また沖縄市観光物産振興協会のガイド養成講座の中で、文化財を含めた沖縄市の歴史を取り上げ、まち歩きガイドのメニューとして観光客を案内しております。課題といたしましては、文化財に対する観光客のニーズ把握ができていないことなどが挙げられますけれども、これまでの取り組みの中からは具体的には課題がまだ検証できていないというのが正直なところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 経済文化部長、何でも本市にある地域資源は観光資源になり得ると思います。文化的価値の高いもの、そういうことも含めて、たくさんのことを多くの方々にPRすることは観光振興行政としては必要な方針であろうと考えております。 続きまして、②今後の方針についてであります。課題が検証されていないのであれば、検証して発信することは大事なのではないでしょうか、教えてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 本市には多くの有形、無形の文化財があると認識しております。しかし、文化財の観光活用については、他市町村の事例から交通渋滞やごみ問題など、さまざまな課題も想定されることから、引き続き現在の取り組みを進めながら、関係部署と連携し、文化財の観光振興について調査、研究をしていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 調査、研究をしていくとありました。本員はまた後日お尋ねをしたいと思います。しっかりと検証していただくことを御期待したいと思います。 続きまして、質問事項2.道路行政についてであります。質問の要旨(1)道路管理について。①管理方針、陥没、損傷などふぐあいを認識したときの対応について教えてください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 現在、沖縄市は約1,700路線、約380キロメートルの市道を管理しており、職員による道路パトロールや地域の皆様や自治会、道路ボランティアなどから寄せられた情報をもとに、現場確認を行っております。また昨年度には日本郵便株式会社、沖縄郵便局及び沖縄美里郵便局との地域における協力に関する協定を締結し、市内の道路の異常を発見した場合に、情報を提供していただくこととしております。陥没や損傷などの現場確認後の対応としましては、ふぐあい箇所の状況にもよりますが、部分的な破損の場合は、職員により速やかに補修しているところであり、破損の規模が大きい場合には、応急的な処置を施し、修繕等の予算を確保し、専門の業者へ工事を依頼しております。市道につきましては安全、安心、快適な道路環境を市民へ提供できるよう維持管理に努めております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 建設部長、答弁ありがとうございました。 安全、安心、快適な道路環境の維持管理の一助となるような事業を少し御提案させていただきたいと考えております。本員、会派の視察で兄弟都市の豊中市というところに行ってまいりました。本員は豊中市に行くのは5年ぶりでありまして、伊丹空港が激変をしておりまして、初めて訪れたような驚きがあり、伊丹空港は大阪国際空港というのですけれども、本当に豊中市の目覚ましい発展に目を見張るものがありました。豊中市の市庁舎の前では、沖縄市側から送られた2体のシーサーのお出迎えがありまして、本当に懐かしいなという印象でありました。この豊中市というのは民間交流が盛んであるということ、また豊中まつりにおいては、沖縄音舞台といったブースというか、エリアまで設置をされておりまして、ピースフルラブ・ロックフェスティバルの予選をここでやっていたりとか、本市の観光物産振興協会のいわゆる専門ブースもあったりと、本市のことをとても大切にしてくれる市だと感じております。もちろん本員たちが視察に行ったときも本当に丁寧に対応をしてくださいました。そのような豊中市の取り組みにおきまして、質問の要旨(1)②豊中市が導入している道路通報アプリ「まちカメくん」の運用について、概要と有用性について市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 兄弟都市であります豊中市が行っております道路通報アプリ「まちカメくん」とは、市が管理する道路の損傷状況などをメールで通報できるスマートフォン専用のアプリケーションであり、従来の電話や来庁による通報手段だけではなく、道路の穴やカーブミラー、ガードレールの損傷などのふぐあい箇所を見つけたとき、同アプリを使い写真を撮って送信すると位置情報やふぐあい内容を知らせることができるシステムとなっております。また緊急の場合、アプリから電話で当市や、国道、県道の道路管理者に通報することもできる内容となっております。スマートフォンが持つカメラ機能や位置情報を確認できるGPS機能を利用し、道路の損傷箇所などについて市民の方が手軽に通報できることで、ふぐあい箇所の早期発見と早期修繕が図られ、安全安心な道路の維持管理に寄与できるものであると考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 ということは、建設部としても有用性を認めておられるということであります。 続きまして、③運用実態を調査・研究して本市においても導入することを提言したいと考えております。市当局の見解をお伺いいたします。
    ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 本市の現状につきましても、日々多くの情報をいただいているところでございますが、議員から御提案いただきましたスマートフォンアプリを活用することで、市民の利便性の向上とふぐあい箇所の早期発見、早期修繕などにつながることが考えられることから、道路通報アプリの活用について前向きに調査、研究してまいります。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 このアプリが導入されれば、一番よく使うのは恐らく議員と自治会長であります。もちろん道路愛護ボランティアや市民の利便性向上ということが想定され、大変有益であろうということも想定されます。逆にまた提案をしたいと本員はさらに思っております。建設部は豊中市との行政交流は薄いだろうと本員は考えております。例えば市長や議長は公務で毎年のように豊中市に行く予定があります。さらに教育委員会も教育交流の場がございます。教育長と。そして消防でも人事交流がありました。さらに経済文化部はたくさんありますので、それは言うことはないのですが、例えば健康福祉部に至っては、国保料などは料を採用しているのは豊中市のモデルであります。今こそ建設部が兄弟都市と親交を深めるチャンスではないかと本員は考えております。ぜひ兄弟都市に行って、調査、勉強だけでなく、進んだ建設部の所管事務の部分も含めて、有意義な事業の導入であったり、学び合いをしていただきたいと思うのですけれども、御見解をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 豊中市を含めまして、全国的にも活用自治体も増加しているようであり、市民の利便性向上だけではなく、道路管理における費用対効果も含め、調査、研究する必要性はあると考えますので、庁内関係部署と調整してまいりたいと考えます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 企画部長、聞かれましたか。そういうことだそうです。 来月も産業まつりがございますので、マチカネワニくんがいらっしゃると思います。ぜひ建設部からも挨拶をよろしくお願いいたします。 では通告書10ページです。質問事項3.健康福祉行政についてお尋ねをしたいと思います。質問の要旨(1)本市の地域保健福祉計画についてであります。質問をする前に、この件についても本員、豊中市の地域福祉計画の取り組みを会派で視察調査をしてまいりました。豊中市では地域福祉を推進するに当たって、いわゆる計画策定までの間、各地域においてのワークショップにおきまして、「SOSを出せない、出さない者へのアプローチについて」、「新たな支援の担い手づくりについて」、そして「地域における子供の育成支援について」、「災害時要援護者体制の強化について」という4つのテーマのもと、各圏域ごとにワークショップを開いて、丁寧な議論を積み重ねてきた結晶がこの計画に反映されているとお伺いいたしました。つまりは地域ニーズの課題を的確に捉える視点が得られているということは、いわゆる現場での個別支援を積み重ねてきたコミュニティソーシャルワーカーの存在が大きく、現場と時代にあった有効な計画になったものではないかと本員は考えております。先日、たまたまでありますが、沖縄市の社会福祉大会の記念講演において、偶然にも豊中市社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー、勝部麗子さんの講演を拝聴する機会に恵まれました。ひとりぽっちをつくらない社会形成のヒントがたくさん散りばめられていた大変有意義な講演でありました。豊中市ではライフセーフティーネットという体制が構築されておりますが、本市ではどうでありましょうか、本市についてお尋ねをいたします。①ちゅいしぃじぃネットワーク概要と現状について教えてください。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 こんにちは。高橋議員のたただいまの御質問にお答えいたします。 沖縄市地域保健福祉計画は、住み慣れた地域で、お互いにともに支え、助け合う関係づくりや、困りごとを発見する仕組みづくりなど、福祉のまちづくりを豊かにする取り組みを市民や民間事業所等の皆様とともに進めるための行政計画でございます。本計画において、本市の地域福祉を進める上で、地域住民や行政、社会福祉関係団体等が連携する仕組みがちゅいしぃじぃネットワークでございます。日ごろ地域住民の皆様には、各自治会や民生委員を中心に、地域の困りごとや要支援者の発見、声かけ、避難訓練、日常的な見守りに参加、協力していただいております。これらの活動をサポートする仕組みとして、沖縄市社会福祉協議会に配置されている地域福祉活動コーディネーターや地域型地域包括支援センターなどの専門職が地域活動のコーディネートを行っております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 本市にもちゅいしぃじぃネットワークという議論が積み重ねられた体制があるわけであります。つまり答弁にあった、いわゆる社協に設置されている地域福祉活動コーディネーターが豊中市社協のCSWです。コミュニティ・ソーシャル・ワーカーと同じ位置づけであります。しかしながら、求められていることは、活動内容というものも含めて、違いがあります。続けて、②課題とは何かお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 近年、少子高齢社会の進展や家族形態の変容に伴い、地域を基盤とした活動が求められる中で、地域のつながりも希薄化が進んでおります。沖縄市においては、地域における支え合い活動として、各自治会における福祉連絡会があり、各自治会において、地域住民、民生委員、福祉事業所等の皆様が定期的に集まり、地域の要支援者の発見や見守り等の福祉活動を行っております。これらの活動が充実していく一方で、発見された住民の個別課題や地域課題には、専門的な対応が求められるものも多く見られ、それらを解決する仕組みが課題となっております。複雑化するニーズへ対応できるよう、住民と社会資源をつなぐコーディネート機能の充実や、子供から高齢者、障がい者など、分野を超えた横断的な連携を強化する必要があるほか、制度外の狭間の個別支援の強化が求められています。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 答弁にもありましたとおり、制度外の狭間の個別支援の強化が求められているということであります。必要であると考えております。経済的な貧困よりも深刻なのは、人間関係の貧困と指摘をされているわけであります。既存に支援制度があれば、当事者の心を開くまで粘り強く対話するアウトリーチをしていく手法とか、また制度だけでは救済が難しい課題も現場では数多く発生をいたします。これはもう本当に住民と行政が力を合わせて解決をしていくしかないという現実も、個別、個別のケースには横たわっております。だから制度にかわる新たな解決の仕組みを地域につくって、開いていくことが求められているということから、このコミュニティソーシャルワーカーの役割というのが必要だと思うわけであります。そこで③CSW(コミュニティ・ソーシャル・ワーカー)の活用について教えてください。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 本市においては、コミュニティソーシャルワーカーに類似する機能を持つ役割として、沖縄市社会福祉協議会に3人の地域福祉活動コーディネーターが配置されております。地域活動に積極的に参加、協力し、そこで得られた地域住民や社会資源とのつながりをネットワーク化し、誰もが住みやすい環境整備を担っています。また、これらの地域づくりの活動の過程から発見された個別課題についても地域住民や行政等と連携し、課題解決に向けて、必要な調整を行っております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 今ある既存の地域福祉活動コーディネーターが頑張っていることは、大いに評価をするものであります。しかしながら、この機能を進化させていく必要があるだろうと本員は見ているわけであります。ネットワークづくりというのも大事でありますが、一番重要な現場で必要なものは個別支援であります。この個別支援の中でさまざまな課題が浮き彫りになるので、そういう課題解決に向けたネットワークの構築が必要になってくるというところで、そういうCSW(コミュニティ・ソーシャル・ワーカー)の位置づけが大変大いに参考になるだろうと考えているわけであります。またそういう展開を今後していくことが大いに期待をされるわけであります。 続いて、④地域包括ケアシステムの位置づけについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 地域包括ケアシステムは、高齢社会の進展を背景に、その必要性が高まり、介護保険制度において、その構築や進化、推進が位置づけられたことから、本市においても介護保険事業計画と高齢者保健福祉計画を一体的に策定している沖縄市高齢者がんじゅう計画で、その内容を整理しております。現在、第6次沖縄市高齢者がんじゅう計画において、地域包括ケアシステムを重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まいを中心として、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される仕組みとしており、現行計画の期間である平成30年度から平成32年度にかけて、地域包括ケアシステムの具体化を推進していくこととしております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 当初、地域包括ケアシステムを本員も何度かここで議論させていただきましたけれども、これは高齢福祉の政策を進める、いわゆる高齢福祉を推進するのみのシステムではないということを言ってきております、本員は。沖縄市版、いわゆる地域包括ケアシステムの中心というのは、この福祉計画のど真ん中に据えるべきであるという視点を持つことが非常に重要であろうと指摘をさせていただきました。まさにこれを沖縄市で言いますと、福祉保健計画ですか、そこの中心軸に据えて、しっかりと地域包括ケアシステムをどうつくっていくのかということを考えていく中で、全てを包含した形で議論していかないといけないという視点を持っております。各論が余りにも高齢福祉のお話が多いので、そこに傾きつつはあるのですけれども、本来であれば政策企画とかが持つべきぐらいの大きな案件であると本員は思っております。そこで⑤今後の取り組みについて教えてください。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 介護保険制度の中で整理されてきた地域包括ケアシステムにつきましては、その構築、進化、推進を通して、さまざまな課題が出てきております。その一つが社会は高齢者のみで構成されるものではなく、例えば世帯の課題についても高齢者の支援だけでは解決しないということなどでございます。一方、平成28年度、厚生労働省が打ち出した地域共生社会の実現に向けた改革の中では、制度、分野ごとの縦割りや、支え手、受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人一人のくらしと生きがい、地域をともにつくっていく社会を目指すということが求められています。このような中、全市的な共生社会の実現に向けた具体的な動きは、本市の今後の課題であると認識しており、地域保健福祉計画の次期計画策定に向け、本市の実情に即した地域包括ケアシステムについて、地域共生社会の実現を念頭に課題を整理し、鋭意取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 今、健康福祉部長が答弁されたその認識で進むことのほうがまだ納得度のほうが高まると本員は考えております。つまり沖縄市版地域共生社会の実現ということを中心軸に据えた考え方が必要であり、あとは児童であったり、障がいであったり、高齢であったり、各専門的な福祉を展開するという個別の計画になろうかと本員は考えております。そのほかにも生活困窮者対策であったり、子供の貧困対策が位置づけられていくのが、本市の地域包括ケアシステムのあり方であると考えております。総括して、本市は豊中市みたいにいわゆる全市的に情報を各現場現場から吸い上がってきた、なかなか課題解決が難しい、そういうものに対して情報共有をして、課題解決をする会議体があるようで、存在しておりません。これは比較をしてみるとよくわかりますけれども、実際に個別個別で解決して、ネットワークもいろいろ組まれているようではありますが、全市的な取り組みがないという、またそういういろんな情報共有が担保されていないというところは大いに不安があるところであります。豊中社協の勝部さんたちのような、いわゆるCSW、コミュニティ・ソーシャル・ワーカーが個別支援をして積み重ねていく中で、またたくさん提言が積み重なっていく中で、多分豊中市はこういう全市的な解決をする会議体を持つに至ったライフセーフティネット体制だろうと本員は考えております。それを地域包括ケアシステムの推進と捉えて質問をしたいと思いますが、⑥全市的な地域包括ケア推進総合会議の導入を提言したいと思います。市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 平成27年度より、地域ケア会議が介護保険法に規定され、高齢者の適切な個別支援のための仕組みである地域ケア個別会議や地域における生活支援体制に係る協議体、認知症初期集中支援チームなど、高齢者に係るさまざまな施策を通して見えてくる地域課題を把握し、地域づくりや資源開発に係る政策形成へつなげるための仕組みとして、地域ケア推進会議が位置づけられています。現在、本市においては、地域ケア推進会議として、明確に位置づけている会議はございませんが、地域共生社会の実現も念頭に置いた地域ケア推進会議の設置について、有効的な仕組みとなるようその手法等も含め調査、研究し、前向きに検討してまいります。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 企画部長、聞かれましたか。これは全市的な取り組みが必要であるという認識のもと進めないといけないお話になります。ということであります。 以上で高橋 真、34回目の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で高橋 真議員の一般質問を終わります。 暫時会議時間の延長をいたします。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時50分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時05分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 それでは改めまして、市民並びに市長、市当局の皆様、こんにちは。会派公明党の藤山勇一でございます。本年最後の定例会でありますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。さて、皆さん今日は寒いですね。やっと寒さを感じる季節になりまして、やっと寒くなったなと思ったら、季節を楽しもうと思ったらもう本年もあとわずかとなっております。年末が近づくと本員が話題にするのが毎年恒例の新語・流行語大賞でありました。本年は年間大賞が「そだねー」と。平昌オリンピックのカーリング女子の選手のフレーズが大賞となったそうです。ノミネートされた新しい言葉、新語もあります。流行語もありました。ほか幾つかの大賞、またノミネートのさまざまな言葉がありましたけれども、本員、個人的にはほとんど聞いたことのないフレーズとか、これは聞いたことがあったのかというのもたくさんあったのですけれども、今の時代に乗りおくれているのかという若干のこともありまして、流行に、いい波には乗れなかったのかと思いました。このノミネートの中にはありませんでしたけれども、今年よく聞くのが平成最後の○○という言葉を最近聞くようになっております。いよいよ来年は新たな時代への幕開けが近づいているのかと思っておりますので、時代のニーズもしっかりと受けとめて、さまざまな議論を今後ともしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 通告書11ページであります。質問事項1.産業政策についてお伺いします。質問の要旨(1)eスポーツ産業について伺います。先ほど述べました今回新語・流行語大賞の一つに、「eスポーツ」という新語・流行語がありました。そこでお伺いをしたいと思います。①eスポーツの概要についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 それでは藤山議員の一般質問にお答えいたします。 eスポーツとは、エレクトロニクススポーツの略称で、コンピュータゲーム上で行われる対戦をスポーツ競技として捉える際の名称のことでございます。ちなみにスポーツの定義といたしましては、日本では体を使ったフィジカルスポーツだけをスポーツとみなす考えが主流でございますが、世界的にはフィジカルスポーツに加え、思考力や計算力といった頭脳を主体とするマインドスポーツも含まれるという考え方が主流となっております。このようなことからeスポーツは北米や中国、韓国などの海外で発展してきた経緯があり、今では優勝賞金が11億円を超える大会を初め、多くの大会が世界中で開催されている状況がございます。またeスポーツは年齢・性別・障がいの有無にかかわらず、誰でも参加できる競技であることから、世界的に競技人口が多く、日本でも急速に一般消費者の間で関心が高まってきている状況となっております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 経済文化部長、ありがとうございました。 部長がおっしゃったような内容、このeスポーツ、エレクトロニクススポーツの略ということで、わかりやすくいうと、イメージしやすいのが今まで子供たちがよく友達の家に集まって、そこでゲームを、いわゆる家庭ゲーム、サッカーであったり、格闘技ゲームをしたりすることが、今は一つのスポーツのジャンルになった、競技となったということでありました。このeスポーツ、対戦型ゲームをスポーツ競技として捉えているのがeスポーツという名称であると。このゲームをする選手、プレーヤーもプロの選手がいまして、部長の答弁にもありましたように、実際にはゲームの世界だけではなくて、リアルな、実際の場所に集まって、そこでプレーをする人、そして観客もこの会場へ足を運ぶということで、さまざまな応援スタイルもあるそうです。実際のフィジカル、体を動かす既存のスポーツのような形で大会もされているとおっしゃっておりました。先ほど数億円も稼ぐプロ選手も、この夏には開催されたアジアの競技大会、公開競技でも金メダルを獲得した日本人選手もあらわれているそうです。この中で、さまざま国際大会の採用を検討をしているというところも今の時代にのっているそうですので、以下、お伺いしたいと思います。②eスポーツの活用についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 2019年にはフィリピンで開催される東南アジア競技大会、それから2022年の中国で開催されるアジア競技大会において、正式メダル種目とすることを発表しております。また来年、2019年の茨城国体では、文化プログラムとして都道府県対抗eスポーツ大会の開催を発表しております。さらにプロ野球チームやJリーグチームがeスポーツに参入しているほか、専門学校にeスポーツ学科が設立されるなど、日本においても動きが活発になってきております。ほかにも県外では地域活性化の手段として、商店街でのeスポーツイベントが活用されている事例などもございます。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今のeスポーツの活用、部長の答弁にもありましたけれども、県内でもeスポーツを広めようとイベント団体が沖縄県内でもeスポーツフェスティバル2018を開いたそうであります。そのときも県内外から120人以上の方が参加して、白熱した試合を展開したと新聞報道にもありました。先ほど御答弁ありました茨城県で行われます国体の全国大会でもこういうふうに採用されると。今、実際のプロのスポーツチーム、特に県内であれば今年J2に昇格が決まりましたJ3のFC琉球も運営をする琉球フットボールクラブがeスポーツチームを発足させたということで、世界中の競技人口、また市場の拡大は本当に著しいそうでありますので、ぜひこの活用を沖縄市はもっと生かしていただきたいと思っておりますので、以下お伺いいたします。③本市の今後の取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 本市においても先月の沖縄国際カーニバルにあわせ、市内一番街商店街にて、民間事業者主催でeスポーツイベントが2日間開催されました。主催者によりますと、競技参加者数が60人、見学者が246人ということで、注目度の高さを改めて実感した次第でございます。私もイベント開催の2日間、少しだけ見学させていただきましたが、子供連れや女性の参加者や見学者も多く、とてもにぎやかな雰囲気でイベントが進められており、今後の地域活性化のコンテンツの一つとしても可能性を感じたところでございます。日本におけるeスポーツについては、スポーツとしての位置づけや法的な課題があることから取り組みがおくれている現状がございますが、次年度の茨城国体を初め、アジア大会など、メダル競技として採用が決定していることから、本市としてもスポーツとしてのeスポーツについて調査、研究をするとともに、地域活性化のコンテンツとしてもその可能性について調査、研究する必要があると考えております。またマスコミ等で取り上げられるようになったとはいえ、eスポーツを知らないという方も多いことから、eスポーツの周知イベントや大会の誘致等についても検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、最後の答弁のところでありましたように、その周知のあり方とか、実際にその大会を誘致するのはもちろんであります。基本的にeスポーツ、本員もいろいろ確認したところ、既存のいろいろなスポーツのゲームとか、格闘ゲームというのはわかったのですけれども、それがeスポーツとなかなかつながっていない人たちも多いのかと実感しましたし、ある一定の年代からはただのゲームだろうということも言われている状況でありますけれども、世界的に見ると、これだけ競技人口も多いということでありました。ちなみに話は変わりますけれども、先ほどのプロのプレーヤーということ、この日本の今年設立されたそうでありますけれども、このプロeスポーツの連盟の中にありましたけれども、プロゲーマーということですが、定義にはプロフェッショナルとしての自覚を持つことであったり、またスポーツマンショップにのっとりプレーをすること、あとプレーの技術の向上に日々精進、努力すること、国内eスポーツの発展に寄与することということで、言いかえればゲームをするために日々精進、努力することで、今後保護者も子供たちにゲームをするんだよと言う不思議な状況も起こるのかと本員は思っておりますけれども、今、本当に時代が時代なのかと考えました。話は変わりますけれども、ちなみに子供たち、例えば小学校高学年、なりたい職業ランキングです。既存の野球選手、または警察官とかはありますけれども、5位にはゲームクリエイターやゲームプログラマー、それからゲームに関すること。中学生になっても同じようにゲームクリエイター、ゲームプログラマーということが今の時代ではそれが当たり前に子供たちはなっているということを考えると、本当にこれからの人材育成にもつながるのが今回のeスポーツを通しての産業であったり、また、まちの活性化、そういうのが人材育成にもありますので、どうかまた積極的に部長を中心に、このeスポーツを調査、研究をして、なるべく今後できる沖縄市の大きなアリーナにおきましても、ぜひeスポーツの世界大会ができるような取り組みも検討していただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。eスポーツ、部長を中心に積極的に取り組むということで、よろしくお願いします。ありがとうございます。 それでは質問事項2.ロボット技術の活用について伺います。質問の要旨(1)ヘルスケアロボット(ロボットスーツHAL)の活用についてであります。ロボットというのには、どのようなイメージがありますでしょうか。現在はあらゆるものがインターネットとつながる中で、産業用のロボットがさまざまな分野でも活躍されております。また、店の店頭や、公共の場においても接客や案内をするロボット、家事の補助や日常生活へもサービスするロボットが製造業、医療、災害の現場など、多くの分野でも活躍されております。その中から公共や福祉の場においても活用の分野が多いのではないかと感じ、質問をさせていただきます。①高齢者や障がい者の生活支援において、どのような活用が可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 ただいまの藤山議員の御質問にお答えいたします。 高齢者や障がい者の生活支援におけるロボットスーツHALの活用については、高齢者や障がい者を支援する側の活用と、高齢者や障がい者自身が身につけ活用する方法があると考えます。まず支援者が身につけ、介護負担を軽減する部分に関しましては、国等の実験も進んでおり、介護負担の軽減につながる事例は多く発表されています。しかしながら、機器が高額なことや、脱着にも時間を要することから、いまだ定着が進んでいない状況でございます。また高齢者や障がい者自身が身につける場合については、具体例も少なく、これから進んでいく技術と認識しております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 健康福祉部長、御答弁ありがとうございました。 さまざまな分野で活用する中で、本市は我が会派の先輩、高橋議員もさまざま障がい者の分野で、具体例もなかなか少ない中で、これから進んでいく技術をしっかりと活用できるような研究も当局の皆さんは鋭意されているということもお伺いしておりますので、ぜひこれからもさまざまな活用を模索していただきたいと思っております。 次の②ロボット等を活用した就労支援についてもお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 高齢者や障がい者御自身が身につける場合、現時点で多くの実例はない状況ではございますが、医療や福祉を通して、実績が出てくることで、就労分野での活用も期待できるのではないかと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 ③スポーツや文化への活用についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 ヘルスケアロボット等の利活用を通して、医療や福祉での実績が出てくることで、スポーツや文化のみならず、ほかの分野での活用についても可能になってくるものと考えております。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 藤山議員の御質問にお答えいたします。 ヘルスケアロボット、ロボットスーツHALのスポーツへの活用についてでございますが、近年の技術開発の進歩により、さまざまな分野で人々の生活を豊かにするロボット技術が開発されることは承知しているところでございます。2016年にはスイスでサイバスロンというロボット工学等の最先端技術を応用した義肢を用いて、障がい者が競技に挑む国際的なスポーツ大会が開催されております。教育委員会としましては、今後ますます加速するロボット技術を活用した事例など、国、県並びに障がい者スポーツ団体の動向等を注視しながら、調査、研究を行う必要があると考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 両部長、御答弁ありがとうございました。 さまざま今までの流れではありましたけれども、障がい者の生活向上のためのロボットスーツの活用ということで、模索などをしている中で、さまざまな観点を見る中で、所要の、今回からいろいろな分野にも目を広げて模索していかないといけないのかということで、本員は取り上げさせていただきました。特にスポーツの分野、今回は教育部長から答弁をいただきましたけれども、障がい者の方たちもそういうものをうまく活用して、今まではなかなかあきらめていた方もロボットスーツをやったときに、スポーツ、そして文化にも広がっていくと。そしてまた再雇用という形で就労の場も継続していける活用ができるのではないかと思っておりますので、今後とも研究をしていただきたいと思っております。今、障がい者に限らず、こういう形で最先端の技術を使う中で、この超高齢化社会に入っている今、沖縄、日本の中で、高齢者、また障がい者の生活支援だけではなく、社会参加をしっかりと促して実現するために、このロボットスーツを用いて、身体機能補助、家庭での支援もありますけれども、介護者の負担軽減にもつながります。また当事者たちの健康寿命の延伸、またさまざまな活用を図れるロボットスーツでありますので、さまざまな観点でまた皆さんの御知恵をいただきながら、研究の技術を活用していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。このような形で、今ロボットスーツの実証実験等も進む中でありますけれども、ここで簡単に告知をしたいと思いますけれども、難病対策の一環として、今月12月24日には公開のシンポジウムもありますので、ぜひ皆さんお時間がありましたら、よろしくお願いいたします。 それでは質問事項を移りたいと思います。質問事項3.子育て支援についてお伺いします。質問の要旨(1)風しんや麻しん(はしか)予防対策についてお伺いしたいと思います。今年1年を振り返ったとき、今年の3月以降から沖縄県内では麻しん(はしか)が大流行しました。数年ぶりの流行に警戒がされ、喫緊では首都圏を中心に8月ごろから急増したのが、こちらもウイルス性の感染症であります風しんであります。この流行も平成25年度の大流行に似た状況になり、全国各地で確認されております。①本市における発生状況についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 風しんにつきましては、平成24年から平成25年にかけて、県内で98人の患者の報告がありました。それ以降は散発的に報告されている状況でしたが、平成28年に4人の患者を確認後、平成30年1月から11月にかけて10人の患者が確認されております。今年確認された10人の患者のうち、2人が市内の患者であると報告を受けております。麻しんにつきましては、平成10年から平成13年にかけて、県内で3,599人の患者が報告されております。それ以降は、平成18年から平成20年にかけて81人、平成26年に1人、平成30年1月から11月にかけて102人の患者が確認されております。今年確認された102人の患者のうち、4人が市内在住の患者であると報告を受けております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 御答弁ありがとうございます。 健康福祉部長、今回の今年の流行の要因がもしおわかりでしたら、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 風しんの感染経路は飛沫感染、接触感染でございます。平成30年1月以降、県内で最初の患者となった方の推定される感染源は不明でございますが、全国的に患者の発生が拡大していることから人の移動に伴い、風しんウイルスが持ち込まれたのではないかと考えられます。麻しんの感染経路は空気感染でございます。平成30年1月以降、県内で最初の患者となったのは、外国人観光客とされておりますが、はしかに罹患した状態で来沖し、その後複数の大型商業施設等を訪れ、不特定多数の人と接触したため、感染が県内全域へ拡大したと考えられます。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございました。 本年、はしかが大流行で、どんどん毎日毎日はしかのニュース等がふえているということで、本員も大変気にしながらですけれども、その予防についてお伺いしたいと思います。②予防対策の取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 健康福祉部では風しんや麻しんの予防対策として、市民への周知に関する取り組みを行っております。周知の方法でございますが、市のホームページはもちろん、公式LINE、公式Facebookを通して情報を発信しております。また、本庁の正面玄関やその他出入り口など、市民の目につきやすい場所へ予防啓発に関するポスターを掲示しているほか、各課の窓口や外部の施設などへ啓発ポスターによる周知の協力をお願いしているところでございます。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 藤山議員の御質問にお答えいたします。 麻しん等の感染力の高い感染症の予防には、混合ワクチンの予防接種が効果的なことから、今年3月から6月ごろにかけて流行した麻しんへの対策としまして、感染後に最も重症化しやすい生後6カ月から生後12カ月未満児に対し、全額公費負担による緊急的予防接種を実施いたしました。同時に、定期予防接種1期対象者の1歳児や、2期対象者の就学前の子供たちに対し、早目に予防接種を行うよう積極的に勧奨するとともに、1期、2期の予防接種を受けていない子供たちを対象に、行政措置予防接種のお知らせ文を個別に通知し、予防接種の有効性をお伝えし、接種を促してまいりました。また県内で10月から発生している風しんへの対策としては、定期予防接種の対象者で、未接種者の子供たちに個別に通知し、早目の予防接種を行うよう勧奨しております。さらに小学校就学前健診では、子供たちに接種を勧奨するとともに、保護者に対しても予防接種歴の確認を促し、不明や接種を2回していない場合には、予防接種を検討するようお伝えしているところです。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、周知の方法、そして具体的に予防接種など、それで対策をするとお伺いさせていただきました。特に今年ははしかのときに、こういう対象児、または喫緊の子供たちに沖縄市は早急に緊急性をもって対応したのが功を奏したのかと本員は感じております。その影響もあって、風しんは若干少なくなっているのかということも感じておりますけれども、この予防接種については、さまざま当局の皆さんに教えていただきましたけれども、対象、喫緊で心配な子供たちもありますけれども、特に今回よくありましたけれども、妊娠をしている方、妊婦が感染をすると、胎児への影響があると。しかし、妊婦はワクチンを接種できない。妊娠を望む女性や、またその妊婦と同居する家族は、特に抗体検査やワクチンの接種を急いでほしいと国もおっしゃっています。今回、風しんは首都圏を中心に、まだまだ流行が続いているそうで、それを受けて、今回ワクチンの定期接種が十分に行われなかった免疫を持たない世代がいらっしゃるそうです。特に30代から50代の男性の患者が多いというのが今回の風しんの特徴で、具体的に言いますと、今回、国も状況を見て、さまざまな提案を受けて動いたそうでありました。現在39歳から56歳の男性を対象に、次年度以降ワクチンの接種が、方針が変わるというのをお伺いしましたので、この辺も含めまして、③今後の方針についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 子供の定期予防接種対象者に対し、早目の接種が感染症予防に効果的であることを周知徹底し、接種率の向上に努めるとともに、18歳までの行政措置予防接種を実施し、感染症の拡大防止に努めているところです。大人への予防接種等の実施については、県内の麻しん・風しん混合ワクチンが約2,900本と在庫が限られていること、また対象者となる大人の予防接種歴の確認が困難であることなどの課題がございます。最新情報として、12月11日、厚生労働省が新たな対策を発表いたしました。風しんの定期予防接種の機会がなかったために、特に感染リスクの高い現在39歳から56歳の男性を対象に、2019年から約3年間免疫の有無を確かめる抗体検査とワクチン接種を全国原則無料で実施する方針を打ち出し、来年春以降に事業を開始する見通しとのことです。本市としましても、風しんの感染拡大防止に向けて、可能な限り迅速かつ効果的に対応できるよう検討してまいります。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、国の方針を受けて、しっかりと3年をかけて風しん患者の、未接種の方たちを一人も残さず、やるということも打ち出されていますので、スピード感がある対応を期待しております。今回の国がこれまで動いた背景には、やはりまた来年はラグビーのワールドカップが開かれたり、いよいよ2020年には東京オリンピック・パラリンピックが控える中で、こういう感染の対策を格段に強化する必要があるということもありました。その感染の封じ込めとして、国際社会の義務がある中で、本市、沖縄市も今後さまざまな世界大会が開かれていく予定もありますので、こういう感染のこともしっかりと頭に据えて、今後もすぐに対応できるような対策を検討していただきたいと思っております。はしかについて調べたところ、こういう言葉がありました。はしかのようなものと昔はあったそうです。あまり最近聞かなくなった言葉だそうですけれども、いわゆる多くの人が一度は通る道、また誰もが若いころには一度経験する苦い思いや初恋、反抗期などを比喩して用いた言葉で、今はほとんど聞かないことでありましたけれども、いわゆる熱しやすく冷めやすいと。一度経験すれば免疫ができるが、大人になってからでは重症化するのがこういう感染、はしかとか、風しんであります。この感染力はインフルエンザよりも高く、さまざま今の流れであったら、例えば年度年度忘れてしまうこともあります。この世界の保健機関でも3年前に国内のウイルス解除状態を認定した後も海外からの輸入感染は続き、今年沖縄のはしか、またほかの県外でも発生、そして拡大するそういう状況にあって、何らかの原因で再び流行する再興感染症というのは、日ごろの備えや知識が薄れる分、新たな感染症よりも恐い面があると、警戒が必要であるという認識がされているそうでありますので、今後ともしっかりとした対応ができるように、ぜひ研究していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 続いて、質問事項4.非常勤職員等の任用について伺います。質問の要旨(1)会計年度任用職員制度についてお伺いいたします。①制度の導入についてお伺いしたいと思っております。今まで市役所でお勤めしていただいています臨時職員、または嘱託職員の皆さまですが、本市、多分、今は臨時・嘱託職員を合わせて1,200人程度いらっしゃると思います。今回の任用制度が変わることによって、どういう形になるのか、お伺いしたいと思います。ア.制度の内容についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 藤山議員の一般質問にお答えをいたします。 制度の内容ですが、平成29年5月17日に地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が公布されております。その法改正の目的が現行の特別職非常勤職員、嘱託職員のことです。臨時的任用職員、臨時職員のことですが、その任用要件の厳格化を行うとともに、一般職の会計年度任用職員制度を創設し、任用服務規律の整備を図ることとなっております。また会計年度任用職員の任用形態としましては、1会計年度を超えない範囲内で置かれる非常勤の職として、フルタイムとパートタイムがあり、そのどちらにおいても期末手当の支給を可能としております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 総務部長、御答弁ありがとうございました。 今、制度の概要、あらましをお伺いさせていただきましたけれども、続いて、イ.導入の時期についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 導入の時期といたしましては、法の施行であります平成32年4月1日からということでございます。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 導入が平成32年4月からということで、今までの臨時職員、また嘱託職員の処遇について、さまざまな議論がありました。せんだっての定例会でも市長の答弁で、平成32年度から処遇に際しては、新たに設けられる今回の制度を見直し、臨時職員、嘱託職員のさらなる処遇改善に向けて努力をすると前向きな答弁があったと思いますけれども、今回の会計年度任用の職員制度は、大きく言えば全ての臨時職員、また非常勤、嘱託職員が対象であると。そしてまた実際には平成32年4月からは勤務条件が変更、大きく変わるというところです。また中では今後の採用のあり方、さまざま変わっていくと思いますので、その中でいろいろ本員も調べたところ、今回これまでの地方公務員の臨時、非常勤職員については採用の方法が法文上は明確ではなかったという指摘があったなど、あとはまた今後はいろいろなパートタイム、またフルタイムの状況がどういう状況になるのか、それはまた現況としては条例、また規則等、その辺の整備、関係先のシステムの改修、そして制度の検討、運用の準備に至るまでは本当に膨大な作業が必要ではないかと思っておりますので、さまざま含めまして、次の②今回の制度導入に伴う課題についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 制度導入に伴う課題でありますが、現在の臨時職員、非常勤、嘱託職員の任用根拠ごとの振り分け、あるいは任用形態、先ほど申し上げましたパートタイムなのか、フルタイムなのかの設定、また期末手当を支給できるようになることから、その財源の確保等が課題となっております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 今回この任用形態の見直しで、一般的な臨時職員、非常勤、嘱託職員がフルタイム、パートタイムという形で、会計年度の任用職員、そして臨時的な任用職員という形で、大きく制度が変わりますので、今の答弁があったような課題も踏まえながら、実際に対象となり得る方たちへは、平成32年4月ですけれども、しっかりと丁寧な周知、また仕組みを各課お伝えしていただきたいと思っております。また今、総務部長の答弁にありました、今後は期末手当などの支給もできるようになるということで、この財源の確保でありますけれども、単純に今の状況をお伺いしたときに、フルタイムの試算、またパートタイムの試算なども聞いた中では、財源の確保はたくさん大変な課題があるとお伺いしています。それも受けまして、③今後の方針についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 今後の方針についてでありますが、現在、制度移行に向けての準備委員会を立ち上げております。その委員会の中で給与や休暇等の勤務条件を定めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今の中で準備委員会があったり、さまざまな各部からの聞き取りがあるとお伺いしましたけれども、根本的に今回の制度は、国の大きな制度の地方公務員法の改正などがある中で、平成29年にされて、さまざまなマニュアルなどがおりてくる状況もあったと思いますけれども、その後、平成31年、そして平成32年施行までは、若干時間がないのかと本員は感じておりますので、しっかりとこの準備委員会をもとに、全庁的にもっともっといろいろスピード感を持って、危機感を持って対応していかないと、さまざまな課題がそのまま残ってしまうような実感をいたしました。 もう1点ですが、先ほどの財政的な心配が、課題があるということで、もしフルタイムの方になる、そしてパートタイムの試算になると、恐らく平成32年度だけでも10億円余り、そしてまたパートタイムでも10億円近く予算の計上をしないといけない。そしてまた平成33年以降にすると、人件費だけの予算でも莫大な予算の計上をする中で、こういう形で今後財政的にも負担がふえる、本市の今回の大きな制度の改正でありますけれども、この対応策として、今後はもっともっと民間活力を活用していくのか、それとも人件費をどう削減したり、事業費をどう見直していくのかの検討をしているのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 藤山議員の一般質問にお答えいたします。 第5次沖縄市行政改革大綱のもと、市民の視点に立った迅速な行政サービスの提供を図り、将来にわたり持続可能な行財政運営の確立に向け、取り組みを進めております。今回、会計年度任用職員制度の導入を受け、さらなる行財政改革が重要となってまいります。民間能力の活用などで、限られた行政資源の重点化等を図ることが肝要であり、今後とも取り組みに向けた検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 企画部長、ありがとうございました。 今の中でありましたけれども、本当にさまざま今回の定例会では、指定管理のこともありましたけれども、直営でやっていくものとか、またアウトソーシングしていくものとか、本当にこの1年をかけて、しっかりと皆さんの中で精査する時期が今しかないのかと本員は思っておりますので、しっかりと担当部局だけではなくて、連携をしながら、先ほどもお伝えしましたけれども、全庁的にもっともっとスピード感と危機感を持って、今回の対応に当たっていただきたいと思っております。特にまた今回は任用制度を変更する中で、今、お勤めになっている臨時職員、また嘱託職員の方たちは、処遇の改善は進んでいくということはありますけれども、平成31年度から平成32年の変化のときに、本員、個人的に思うのは、自分たちの処遇がどうなっていくのか、実際に働き続けていけるのか、恐らくほかの市町村も一緒にスタートしますので、その辺は各近隣にすばらしい人材をとられないような取り組みも今からしておかないと、曖昧なままで進むと本市のために一生懸命働いていただいております方々が、本当に人材が流出していくのを防ぐのは、今、喫緊の課題かと思っておりますので、しっかりとまた各部連携をしながら進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは最後の質問事項5に移ります。質問事項5.沖縄こどもの国についてお伺いいたします。質問の要旨(1)日本一ユニークな動物園の整備についてお伺いしたいと思います。公益財団法人沖縄こどもの国の設立から45年の歳月がたったと。関係各位のこれまでの尽力された特に諸先輩方に本当に感謝を申し上げたいと思っております。この45年の歩みをいただいて、見返す中で、さまざまなことがあったのだなということを改めて思いました。その反面、いよいよ沖縄こどもの国への期待が高まっているところでありますので、市長が掲げる日本一ユニークな動物園、①整備に向けて本市の取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。
    ◎桑江朝千夫沖縄市長 こんにちは。藤山勇一議員の御質問にお答えをいたします。 県内唯一の本格的な動物園であります沖縄こどもの国でありますが、貴重なホワイトライオンを展示する新しいライオン舎の建設を進めているところであります。年明けの来年1月20日には、新たにメスのホワイトライオンを導入することになりました。そのセレモニーも予定しているところであります。完成した暁には、2頭のホワイトライオンを見にぜひ多くの子供たちに御来園いただきたいと思っております。これからも子供たちの豊かな感性を刺激するとともに、驚きや発見にあふれる施設づくりに取り組んでまいります。また拡張区域も含めた一体的な整備を図ることで、亜熱帯の地域特性や、島嶼性の自然環境を生かした展示、演出など、国内外から多くの観光客が訪れる魅力的な施設整備を進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 桑江市長、御答弁ありがとうございました。 いよいよこのユニークな動物園、一つ一つ整備が進んでいる中で、この希少と言われているホワイトライオンがまさか2頭も沖縄市に来ていただけるということで、市長の日ごろからのお付き合いで、またトップセールスの成果だと思っておりますので、来年のホワイトライオン2頭目、うれしく思っておりますので、よろしくお願いいたします。それに向けて施設整備もありますし、またいよいよ拡幅事業も、拡張部分の区域も一体的な整備が期待されております。その中で若干心配なのが、歩みを読んでいく中でありましたけれども、沖縄こどもの国、県内唯一の本格的動物園であります。県内の児童・青少年健全育成の拠点としても機能しています。何かしらの県からのこれからの支援もあると思います。特に沖縄県からは補助金などもありますけれども、今後、若干心配なところもありますので、沖縄こどもの国の整備に向けてどういう形で行動しているのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 それでは藤山議員の御質問にお答えいたします。 沖縄県からの補助金につきましては、毎年度要請を行っており、平成31年度の予算に対する要請については、平成30年11月29日に沖縄県にうかがいまして、沖縄こども未来ゾーンに対する県の安定的な支援に向け、運営費補助金から運営負担金への科目変更並びに今後の施設整備に伴う運営に係る支援の増額について要請をさせていただいたところでございます。今後とも県内唯一の本格的な動物園である沖縄こどもの国への安定的な支援のため、継続して要請していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 企画部参事、御答弁ありがとうございました。 今回、県内唯一の動物園を、沖縄市だけではなくて、さまざまな分野を考えたときに、沖縄県がもっともっと支援すべきではないかと思っております。市長がしっかりとした要請行動も行っていると聞きましたので、今後の整備に伴うことで、科目の変更ですか、沖縄県も一緒にやって進んでいるということを、今がチャンスだと本員は思っておりますので、ぜひ今後とも進めていただきたいと思っております。 続きまして、②計画の進捗についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 現在、新しいライオン舎の建設やサル舎、琉球弧エリア等の改修、整備等を進めており、平成31年度には現クマ舎周辺エリアの整備を予定しております。ソフト対策としましても、人材育成施設としての充実に加え、より多くの観光誘客を図っていくため、継続的なマーケティング調査に基づいた効果的な工法や、新しいサービスコンテンツの提供に向け取り組んでいるところでございます。また好評いただいておりますホワイトライオンのように、これまで沖縄で見ることができなかった動物の導入につきましても、取り組んでいきたいと考えているところでございます。拡張予定区域につきましては、現在、都市計画決定の手続を進めさせていただいており、ゾーニングや新たなサービスコンテンツ等についても検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、計画の中でさまざま計画が進められる中で、特に本員が気になったところは、今後新たなサービスコンテンツの提供ということでありました。今、沖縄県内の各観光施設であったり、観光の課題の一つになっているのが、夜の観光ということがありました。特に喫緊では美ら海水族館でも夕方以降に観賞ができるイベントが最近開催されているというのも、試行錯誤されているそうでありましたけれども、その夜の観光という部分で見たときに、近年ではキャンプとか、オートキャンプ、またグランピングということで、豊かな自然の中で、宿泊も一帯と特化して、観光を楽しむという動きが出ているそうであります。今回の拡充するところは、沖縄市内の自然があふれている地域だとお伺いしましたので、この辺も踏まえまして、③滞在型施設の活用についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 沖縄県全体の観光需要も年々高まっている中、沖縄こどもの国におきましても県外や国外からの来園者も多くいらしていただいているところでございます。園内での滞在型施設につきましては、本市への経済波及効果や近隣地域との交流なども含め、沖縄市の魅力をより知っていただき、もう一度本市を訪れていただくためにもつながるものと考えておりますので、今後も関係部署と連携を図りながら、議員からお話のありました夜の観光の可能性につきましても調査、研究をしていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 藤山勇一議員。 ◆藤山勇一議員 ありがとうございました。 沖縄県内の課題も解消できつつ、また沖縄市内への入客観光客数が本当にこれからも広がるためには、こういう新しいコンテンツも見直しして、研究していただきたいと思っております。本年は観光客数がどんどんふえる中で、いよいよこの沖縄がハワイを超えるという形になっておりますけれども、今後の動向がまだまだ注視されております。これからもこういう観光、また沖縄の魅力を生かして、しっかりと沖縄こどもの国、日本一を目指して頑張っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。このような形で1年を振り返りながら質問、また議論をさせていただきましたけれども、皆さん体調を崩している方も若干おられるようですけれども、年末年始しっかりと暴飲暴食はやめて、健康的に来年、2019年もしっかりと市民のために全力で頑張ってまいる決意でございますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上で藤山勇一の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で藤山勇一議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 4時55分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時07分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 皆さん、こんにちは。会派にぬふぁ星おきなわ、屋富祖です。一般質問に入る前に、所見を述べたいと思いますが、所見の内容が先ほど一般質問で高橋 真議員が質問いたしました美里カママーイについて少しだけお話をさせていただきます。よろしくお願いします。去る11月8日に、本員の地域で、明治時代から引き継がれてきた美里のカママーイという年に一度の行事が行われました。カママーイとは、今日教育部長のほうから詳しく説明していただきましたが、全くそのとおりでございます。旧暦の10月1日に、むらの頭、要するにリーダーたちが民家1軒、1軒のかまどの周囲を中心に、火災に遭わぬようにと台所の点検をする日だそうです。この点検が終わった後に、各班の集会場に家主を全員集めて、頭の人が点検後の報告をするそうです。そのときに単刀直入で、例えば登川さんのお家は上等、川上さんのお家、ウレー、ウカサンドーとか、そういう緊張感がある中で、頭の人が報告するそうです。しかし、近代の美里のカママーイは、旧暦の10月1日に班別に集まって、婦人たちが朝から手分けをして、共同で豚肉のたっぷり入ったジューシーをつくり、全員で食べながら、その年に生まれた子供たちを紹介し、参加者全員で合同誕生祝いをしております。この日は平日にもかかわらず、地域のお年寄りや子供たちでにぎわいました。このような明治時代から引き継がれてきた伝統行事を継承していくには、地域のコミュニティを強化し、結束力を高めていくのが今後の課題だと思います。 それでは一般質問に入らせていただきます。今回の本員の一般質問はほとんどが地域の方たちからの声を上げての質問であります。どうぞ当局の簡明な御答弁のほうをよろしくお願いいたします。 それでは通告書12ページをお願いいたします。質問事項1.文化財の整備及び維持管理についてでございます。質問の要旨(1)美里文化財の維持管理についてお伺いいたします。①指定されている文化財の状況をお伺いいたします。お願いします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 では屋富祖議員の御質問にお答えいたします。 現在市内には約360余の文化財を確認しております。そのうち24件が市指定文化財となっております。お尋ねの美里地域につきましては、市指定文化財及び国登録文化財として、セークガー、ヒージャーガー、ハル石の計3件の指定文化財と国登録文化財美里村屋の1件が所在しているところでございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 先祖代々から引き継がれてきた文化財が美里には3件ある。その一つの美里村屋が国登録文化財ということです。 続きまして、②文化財の整備または維持管理の状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 文化財の整備または維持管理の状況ということでございますが、文化財につきましては、第一に所有者、管理者のものであり、維持管理等につきましては各自で行うこととなります。市指定文化財につきましても、基本的に同様の考えではありますが、市が指定していることから、指定文化財の補修や整備に関しましては、補助金を交付しているところでございます。なお、美里地域においては、過去にセークガーのフェンス補修の際に、補助金を交付しております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 再質問をさせていただきます。市では何箇所清掃を実施しているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 市内の計17カ所と市有地では教育委員会で管理しております美さと児童園に隣接しております奉安殿と忠魂碑の清掃を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 続きまして、③維持管理費の予算についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 指定文化財等の草木が茂りやすい、見学等に支障を来す場所などにつきましては、教育委員会で最低限の草刈り清掃を実施しております。また指定文化財における倒木等の緊急的な対応につきましては、郷土博物館の人員で対応し、予算が必要な場合は、補正予算での対応を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 去る台風24号、25号でしたか、そのときにも美里の文化財が倒木によって、上から押されるような形で、自治会長を初め、また地域の人たちがチェーンソーで切って片づけたとお伺いしております。こういう感じで、できれば登録されていない文化財も結構ありますので、その辺どうか予算とかつけていただければと本員は思っております。どうかよろしくお願いします。 続きまして、質問事項2.道路行政について。質問の要旨(1)美里3丁目付近の未舗装道路についてでございます。①未舗装道路と周囲の現況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 屋富祖議員の一般質問にお答えいたします。 当該路線につきましては、昭和58年10月に美里6号線として市道認定された延長約320メートル、幅員約2メートルから5メートルの道路でございます。延長約320メートルのうち、約110メートルが未舗装となっております。未舗装部分につきましては、沿道の多くが畑地となっており、主に畑の耕作者や地域の住民が利用する道路となっております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 今の御答弁で、昭和58年に美里6号線と市道認定されたという答弁ですが、約35年間整備されていないということになりますけれども、本員もそこの道路を何度か通ったことがあるのですが、畑と道路の段差が2メートル以上あるわけです。それもアスファルト舗装されていないものですから、この前の台風で影響が出ているのです。この320メートル、これは一方通行道路でもないわけです。例えば前方から車が来て、お互い譲り合いをしないといけないときがあると思うのですが、そういうケースの場合でも運転が上手な方だったらそのままバックでできると思うのですが、これは直線道路ではなくて、多少折れ曲がったりしていて、道幅も2メートルしかないところもあるのです。そういうことを考えると、本当にいつ転落事故が起きてもおかしくないぐらいの道路となっておりますので、ぜひ早期の改善をしていただければと思っています。 ②今後の舗装工事の計画をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 当該路線の道路改良工事につきましては、現在計画はございませんが、今後利用状況や財源の確保を勘案しながら、緊急性や費用対効果など、整備の必要性を検討してまいります。なお、道路の一部には修繕が必要な箇所も見られることから、修繕の手法等については、地域と相談しながら検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 どうもありがとうございます。 ぜひ自治会長を初め、地域の人たちと情報を得て、どういうふうにしたらいいかという相談をしていただければと思っております。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 5時15分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時15分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 質問事項2.質問の要旨(2)市道松本団地西側線についてお伺いします。①街灯及び保安灯の設置状況についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 当該路線につきましては、昭和58年10月に松本団地西側線として市道認定された県道75号線交差点を起点、県道16号線交差点を終点とする延長約1,900メートル、幅員約20メートルの道路でございます。道路照明灯の設置につきましては、道路照明施設設置基準に基づき、設置することとされており、夜間時において交通量が多い区間や事故率が高い箇所、横断歩道や交差点箇所、幅員の広い道路、幅員や線形が急激に変化する箇所等で優先的に設置しているところでございます。現在、当該路線にはこれらの必要箇所として12基の道路照明灯が設置されている状況でございます。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 屋富祖 功議員の一般質問にお答えいたします。 保安灯の設置状況につきましては、私のほうから御説明申し上げます。市道松本団地西側線の保安灯の設置状況につきましては、現在、県道75号から県道85号までの通りにつきましては、設置はございません。県道85号から県道16号法務局までの通りには10基を設置しております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 この道路は美里郵便局の向かいから、そして法務局の通りまでの道なのですが、今、建設部長のほうからは基準があって12基が設置されていますということの説明だと思いますけれども、市民からここは非常に暗いと。道路としては12基設置しているけれども、基準でそれ以上つけられるか、つけられないかわかりませんけれども、基準を満たしていると。しかし、市民部長のほうからは保安灯のほうが設置はされているとおっしゃっています。ただ美里郵便局から美里公園を過ぎたところまではまだ1基も設置されていない。この通りは夜は早い時間は店舗が両サイド並んでいて、非常に明るいのです。しかし、営業時間が終わるともう真っ暗になるのです。そこも全然電気がない。本当に市民からしたら不安だという声が多々聞こえるわけです。それから美里高校の通り、この前、松本自治会の方から美里高校生の女の子が不審車両に後ろから追いかけられたというか、何と言いますか、つけられたという情報も入っています。本員も向こうを歩いたのですが、非常に暗いです。どうか保安灯を設置していただければと思っています。最近、保安灯でも電柱に設置できるやつ、太陽光とかのものがあると思うのですが、そういう新規で、ポールがついている保安灯ではなくて、今、沖縄電力が持っている電柱とかにそのまま太陽光などの設備がついている保安灯等がないのか、もしこれがあるのであれば、そういうものを設置して、数で設置していったほうがいいのではないかと本員は思います。これは要望にかえさせていただきます。市民部長、そういう保安灯がないか、調べていただければと思っております。それから建設部長、この街灯は設置はされていますけれども、電球の明るさをもっと強くできるということは可能なのか、御答弁できますか。電球の明るさは、何といいますか、今、何ワットだったら、それ以上に明るいものをつけることは可能なのか。大丈夫ですか、お願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 道路照明灯につきましては、夜間において道路状況や交通状況を的確に把握するために設置する照明灯であることから、路面の照り返し等に考慮した照度が必要とされており、局部照明においては20ルックス程度を確保することが望ましいとされております。現在、設置されている照明灯より照度を上げることは難しいと考えております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 わかりました。ちょっと厳しいということで、市民部長、保安灯のほうで対応をよろしくお願いします。 続きまして、質問事項3.公園施設についてお伺いいたします。質問の要旨(1)美里公園について。①美里公園管理棟の現況をお伺いいたします。ア.管理棟の役割をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 屋富祖議員の一般質問にお答えいたします。 公園における管理棟の一般的な役割といたしましては、公園利用者の窓口となる施設として、来園者への利用案内、情報提供、公園施設の貸し出し等の事務を行うための施設となっております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 美里公園は皆さん御存じのとおり、本員は沖縄市で一番きれいな公園ではないかと思っています。特に公園としての機能が非常に満たされているのではないかと。ウオーキングコースが500メートルもあって、それから市民が集まってコミュニティの場としてもすごく活用する方が多いわけです。それから公園の管理棟なのですが、この管理棟に人がいるのといないの、最近は管理棟に誰もいないわけです。この管理棟があるときのメリットというのはどういうのがありますか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 管理棟があることにより、メリットといたしましては、公園内での苦情や要望をその場で直接伺うこと。施設の不適切使用や危険行為の注意喚起、またトイレへのトイレットペーパーの補充や施設内の軽微な修繕に速やかに対応できることなどがございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 イ.いつからこのような状態になっているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 美里公園の管理棟は平成26年度までは指定管理者であるシルバー人材センターの職員が常駐しておりましたが、平成27年度より市の直営管理となったため、現在は維持管理を行う市職員や、公園の草刈り清掃業務を受託しているシルバー人材センターの方々が休憩や用具保管の場所として利用している状況でございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 シルバーの方たちが本当に丁寧に丁寧に芝生の管理をしているのは、とても感謝をします。スピードはどうであれ、シルバーの方は本当に細かいところまで作業をしっかりしていると本員は思います。その方たちが一生懸命やっているおかげで、年中、芝生の手入れが管理されているから、ウオーキングとか、そういう利用者がふえているのかと思います。 続きまして、ウ.管理棟を自治会に指定管理することは可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 美里公園の管理棟を指定管理とすることについては、管理棟が公園全体の管理を担う附属施設であることから、管理棟のみを指定管理することは難しいと考えております。しかしながら、公園の草刈りやトイレ清掃などの管理業務の一部については、地域が主体となることで、より地域の憩いの場、健康増進の場など、サービス向上に資することが期待されることから、これまでも市内の公園の中には地域の愛護団体へ委託している事例がございます。美里公園につきましても、地元の自治会が愛護団体として草刈り等の管理の御意向があれば、管理棟の役割なども含め、委託が可能かどうか、協議をしていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 前向きな御答弁ありがとうございます。 続きまして、②公園内にある岩山造形オブジェの現況をお伺いいたします。これを岩山のオブジェと言っていいかちょっとわからないのですが、擬石ですか、あれは擬木とか、擬石とかあるのですが、そういう人工的につくられた石だと思うのですけれども、その現況をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 議員お尋ねの岩山造形オブジェは、美里公園内にある水に親しめる噴水及び池に付随する滝のオブジェでございまして、平成13年2月の公園供用開始以降、公園利用者の皆様には大変喜ばれておりましたが、次第に池の藻の発生により、水質上の課題やすべりやすい状況となったため、転倒して重大事故につながるおそれがあるなど、管理面の課題等から平成18年度より稼働を停止している状況でございます。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 平成18年度から稼働していないという説明でございますけれども、特にポンプが故障したわけではないと思うのですけれども、美里公園といえば、岩がシンボルなのです。このシンボルの岩が岩と水があってのシンボルだと本員は思っております。この岩をもう一度稼働させて、市民がくつろげる憩いの場として復旧させていただければと思っております。 続きまして、イ.水辺池を復旧させて、足湯とドクターフィッシュで市民の憩いの場として活用できないか、お伺いいたします。その前にドクターフィッシュという魚を皆さん御存じだと思いますけれども、これを紹介します。水中に人間が手足などを入れると、その表面の古い角質を食べるために集まってくるとされ、古い角質を安全に除去できるため、美容に、それらを食べる刺激が神経を活性化するとして、健康に効果があると言われております。生態ですが、大きくなれば全長10センチぐらいですけれども、小さいときには二、三センチなのです。これが西アジアの河川域に生息する淡水魚で、37度程度の高い水温でも生息できるため、トルコなどの温泉にも生息するが、通常は河川や池、沼に生息すると。要するに、沖縄では水温が真夏で上がっても生息できるということをおっしゃっています。餌は、先ほど岩のほうに藻が発生するから子供たちが上ったら危険だという説明でしたけれども、このドクターフィッシュというのは、藻を食べるのです。だからこの藻を食べることによって、岩のほうの藻を抑制する効果もあるのではないかという魚です。済みません、質問に行きます。水辺池を復旧させて、足湯とドクターフィッシュで市民の憩いの場としての活用ができないか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 まずドクターフィッシュにつきましては、池の水質管理のため、施設内の水をポンプで循環させ、また藻の発生を抑えるため、消毒を行いながら稼働させることになるかと考えます。議員のほうからは藻を食べるので大丈夫ではないかということがございましたけれども、それについても全てドクターフィッシュだけで改善ができるかどうかという確認も必要かと思います。それと仮に、薬品を使った場合は生物を池の中で常時飼育することが可能かどうかなどの課題が考えられます。また足湯につきましては、水を温める設備、整備にかかる費用と、それぞれ課題がございますので、これらのアイデアにつきましては、公園利用の拡大の観点からは、非常に有益な提案の一つであると考えております。今後はこれらの課題を含め、まずはイベント時など一時的な利活用に向け、池の活用のあり方について、自治会等地域の皆様と協議し、検討してまいります。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 まずはイベント等で試験的にやってみる価値があるのではないかという答弁でしたので、前向きにぜひ地域の方たちとイベントを通してやっていければと思っています。 市長、先ほど藤山議員からの質問で、沖縄こどもの国にホワイトライオンの雌が来ることになりましたという先ほどの市長の答弁は、非常にわくわくしているという答弁に見受けられたのですが、本員もその気持ちが今、美里公園にドクターフィッシュが、本当にわくわくしています。市長、ぜひこれを美里公園で市民がウオーキングをした後に、ここのベンチで足をつけている姿をイメージしたら、ホワイトライオンをみんなが見に来るようなイメージもできると思いますけれども、ぜひ実現するために、まずイベントから始めていって、その効果といいますか、市民からどういう反応が出るか、またその辺を検証しながらやっていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 続きまして、③公園内のあずまやの現況をお伺いいたします。ア.常に水はげが悪く、ぬめりがあり滑るので改良工事はできないか、お伺いいたします。このあずまやは毎朝、年配の方たちが太極拳などをここで毎朝やっていたわけです。最近はちょっと見受けられないのですが、そこで毎朝やるものですから、すべったりする危険性があるという声がありました。今の現況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 美里公園のあずまやのゴムチップ舗装は経年劣化により凹凸が生じ、雨天時に水がたまり、一部藻が発生してすべりやすい状況にございます。その対応として、職員による高圧洗浄等により清掃を行っておりますが、今後安全面の点から、ゴムチップ舗装の張りかえなど、抜本的な解決に向け検討してまいります。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 ぜひ早期の改修、補修のほうをよろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項4.元号改正を見据えた対応についてでございます。質問の要旨(1)天皇の生前退位による元号の改正を見据え、自治体や市民、そして企業等にどのような影響が想定されるか、お伺いいたします。政府は閣議で天皇陛下が退位される日を、2019年4月30日とする政令を決定したと。皇太子様が翌5月1日に新天皇に即位され、新元号となると発表いたしました。今後の市民、企業等の影響等をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 屋富祖議員の一般質問にお答えをいたします。 元号改正に伴い想定される影響としまして、庁内におきましては、元号を使用している情報システム等の改修が必要となってまいります。新元号の公表時期が来年4月1日以降との報道もあることから、市民生活に支障が生じることがないように対応していく必要があると考えております。前回、昭和から平成に元号が改正された際には、新元号の元年を記念して婚姻届の届け出がふえたり、あるいは新元号の元年に会社の設立、新元号を社名につけたりする企業も出てきていたと聞いております。これらのこともあわせ、今回の改正に伴いまして、印刷物といった元号を使用するものを切りかえるために、印刷業者の受注増、あるいはシステムで元号を採用している企業におきましては、その改修等が生じるということで、さまざまな影響があるものと考えております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 確かに5月1日に新しい元号になるときに、記念して籍を入れる、入籍をする方たちというのもふえるのかと。逆にその最後、平成31年4月30日にもそういう感じで平成最後だというふうに、平成31年4月30日の11時59分にとか、そういう感じで記念に何かをやろうという人たちもふえてくるのかと思います。 続きまして、質問の要旨(2)対策と費用をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 屋富祖議員の一般質問にお答えいたします。 平成30年6月から元号改正に向けた庁内調査を行い、11月に情報システム元号改正対応方針を定め、全庁的な取り組みを進めております。調査中ではございますが、現時点において、元号改正にかかる費用につきましては、各種システム改修費用の総額を約600万円程度と見込んでおります。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 600万円という費用がかかるのですが、システム改修をする期間はどれぐらいあればできるのか。それとも5月1日に確実に間に合うのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 改修時期につきましては、改元日の平成31年5月1日の前日までに改修作業を終え、改元の対応状況を確認する予定であります。現時点において、全てのシステム改修を行える予定であります。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 この改正に伴って、政府のほうからはゴールデンウィークは10連休になるという発表もありましたけれども、この期間で当局の担当になる方たちというのは、ゴールデンウィークも削られるのかという思いがしますけれども、大丈夫ですか。 では再質問をさせていただきます。いろんなシステムがあると思いますけれども、改修費の最高額と最低額はどうなっているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 システム改修の最高額は約95万円程度、最低額は約25万円程度となっております。 ○小浜守勝議長 屋富祖 功議員。 ◆屋富祖功議員 ありがとうございました。 本員も元号がどうやって決められるのかとずっと思ってはいたのです。これをインターネットで調べたら、こんなにも時間がかかるものではないなと思いました。少し説明します。新元号は首相が委託する学者により、候補が出される。幾つ出されるかわかりませんが、そして内閣官房長官などにより、原案を絞り込むと。そして有権者や衆参議員の正副議長の意見を聞き、閣僚会議で決定されることとなっておりますとなっています。生命保険会社とか、いろいろアンケートをとっています。アンケートをとって、市民から一番どういう元号の名前がいいかとありましたけれども、今、明治だったら、明治生まれはMです。大正だったらT、昭和はS、平成だったらH、これに合わないものにしないといけないと言っています。明治、大正、昭和、平成の頭、イニシャルですか、それにならないような名前になると書かれていました。一応それだけです。 あと7分残っていますけれども、皆さん今日は何かヘークウワリヨーとか、空気読みなさいとか、声がありましたので、本員の平成30年12月の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で屋富祖 功議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 5時47分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時47分)
    ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。 本日はこれをもちまして、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は、12月17日月曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。大変お疲れさまでございました。  延 会 (午後 5時47分)...